バイク屋がバイクを楽しみ、素敵なバイクライフを求めて、メンテナンスやオリジナルパーツの開発等で蓄積された経験と勘を融合させて、バイクという工業製品や物流商品を価値ある道具に仕立てるための提案をしたいと思います。
バイク屋の感性と独りのツーリングライダーの目線で、感じたことや思うことを綴り伝えたいと思います。

R100RTをタンデムツーリングで楽しむ PartII

先週は、能登からの帰り道で、フロントブレーキに違和感が出始めた為、久々にフロントブレーキのメンテナンスを行った。そのチェックも兼ねて今回は、諏訪と木曽を一走りしてきた。

少し遅めの出発だったので、中央道を走ったが天気も良く、南アルプスと中央アルプスの眺望はとても綺麗だった。ここ暫くご無沙汰の陣馬形山も眺めながら近々出かけてみたいと思いながらの通過となった。

中央アルプス.jpg

南アルプス.jpg

伊那で降りて県道を北上して諏訪へ向かう県道では、田植えの風景を眺めながら春本番を覚える。


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岡谷では、空を泳ぐ「鯉のぼり」ではなく、うなぎ登りで、がんばろう!日本にかけての「鰻のぼり」を見つけて、幟につられて少し早目の昼食となった。

鰻幟.jpg

バイクに快適性だけを追求するのであれば、軽自動車の足元にも及ばない。面倒な身支度とホコリや排気ガス等の汚れや、雨が降れば更に面倒な身支度が追加される。そのうえ暑さ寒さは耐えながら凌ぐ事が求められるが、バイクとの一体感や、日本の四季を肌で感じながら走り続ける心地よさなど、車では味わえない魅力がある。

トンネル1.jpg トンネル2.jpg

岡谷より県道で峠越えをしてR153からR361で権平トンネルを超えてR19へ出るつもりだったが、ウッカリ通り過ぎてしまい、R20で塩尻峠より諏訪湖を横目で見ながらR153へ入った。

塩尻峠.jpg

R153は、流れる速度も緩やかだが、R100RTの穏やかなエンジン特性とアップライトなポジションは、心地好く、何らストレスを覚えることは無い。

ここ数年バイクの性能は飛躍的に向上し、ライダーがある程度思い通りにバイクをコントロールできる曲がり易さ等の操縦性の良さと、排気量やパワーによる速さに優れたバイクも多いが、ロックしないブレーキシステムとかアクセルコントロールに於いてライダーの未熟さを補う装置を付加することは、勘違いすればリスクが大きく、リスクを回避する抑止力としての効果には疑問に思うところでもある。

R100RTは、スペック的な数値による性能より、エンジン特性をはじめ穏やかさと落ち着きのある乗り味等の体感性能に於いて快感速度とでも云うのか、心地好いと感じられる速度域が日本の道路事情にとても合致している。勿論、速さより心地よさで走り続けることを楽しむには、それなりのメンテナンスが必要となることは云うまでも無い。

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タンデムツーリングを楽しむ時、R100RTの大きからず小さからずの程良いサイズや使い勝手の良さは、初めての知らない道では迷うことも楽しめる。取り回しは慣れもあるが、程良いサイズはとてもお気に入りである。

R361とR19の交差点を右へ行って藪原から平湯か野麦峠を経由するか、左に行って木曽福島から開田高原を経由するか、どちらも心地よく楽しめるルートで迷う所だが、出発時間も影響して夕方より予定が入っていたのでやむなく19号を下り、R256から、島崎藤村の「夜明け前」にも出てくる妻籠宿から旧中山道の馬籠宿へと抜けて中津川より国道と県道を走り繋ぎ、飛騨金山へ向かった。

馬籠峠1.jpg 馬籠峠2.jpg

飛騨金山より、天気を伺いながら御嶽山と乗鞍岳が見える峠を目指した。乗鞍岳は木々に覆われた山の影であまり見えなかったが、御嶽山は夕日で赤く染まり始めていた。

御嶽1.jpg 御嶽2.jpg

お気に入りのルートや慣れた道を走る時、R100RTの持つ穏やかさとは、別の一面をのぞかせ季節を肌で感じながらの走りもまた楽しい。

金山1.jpg 金山2.jpg
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いつもの道、初めての道、知らない道、迷い道も含み、心地よく走り続けて楽しめる長距離ツーリングに於いて、荷物の積載は、ルートや距離など目的に応じてリアキャリアなど仕様を変更できるよう改良したことにより、パッセンジャーも共に心地よく走り続けることを楽しめる。

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巧く乗りこなすためのライテクには際限がないと思う。併し、上手く使いこなすことは、十人十色のアイデア次第で無限の楽しみ方が有るのではないだろうか。

最近発売となり話題のHONDA NC700シリーズ等は、エンジンの鼓動感と扱いやすさと低燃費で初心者からベテランまで誰もが、速さより心地好さで走り続けることを楽しめる一台だと思う。

ツーリングを楽しめるバイクは、スペックやハイメカに惑わされることなく、速さより心地よさで走り続けることを楽しめるバイクだと思う。

山陰ツーリング.jpg

ソロでツーリングを楽しむ時は、トライアンフ スクランブラー900もお気に入りの一台である。

NC700シリーズ同様に270度クランクから産み出される鼓動感と、穏やかなエンジン特性とアップライトなポジションに加えて程良い車格は、多少荒れた簡易舗装の林道からフラットダートも含み、フィールドを広げて心地好いと感じられる乗り味は、モダンクラシックらしさを体感できる。

スクランブラーの心地よい速度域は、R100RTと同様に日本の道路事情に合致している。荷物の積載を対策すれば、速さより心地好さと操る楽しさを以て延々と走り続ける長距離ツーリングの面白さを実感できる。

近々、長距離ツーリングを心地よく楽しめる仕様に仕上げたスクランブラー900を楽しんでいるライダーたちの声を紹介したいと思う。


パートIはこちら

BMW R100RTをタンデムで楽しむ PartI

日本の春をツーリングで楽しむ

昨年を振り返ってみるとバイクシーズン到来と思った矢先、あの東日本大震災が日本を襲った。放射能汚染など様々な情報が飛び交い気持ちが滅入ってしまうシーズンの始まりだった。

併し、今年は気持ちを切り替えて、大いにツーリングを楽しみたいと思い、3月には荷物の積載という問題点などを改良してツーリング仕様に仕上げたCBR250Rで九州を走り、4月からは春らしい日本の風景を訪ね歩いている。

4月23日は、鳥取県若桜町「つく米」の棚田をトライアンフ タイガー800で訪ねたが、まだ雪もあり農作業は始まっていなかった。

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このツーリングは、タイガー800、HONDA NC700Xとベストコンディションに仕上げたツーリング仕様のトライアンフ スクランブラー900が2台の計4台で、いつものメンバーにより一般国道に県道や農道を楽しみながら走り繋ぐ定例ツーリングだった。

山陰ツーリング.jpg

外観から見ればNC700Xとタイガー800を比較したくなるが、同じ270度クランクのエンジンで、鼓動感をはじめ穏やかに日本の道を楽しむのであれば、心地好さでは何ら遜色も無く、むしろ操る楽しさでは面白みのあるスクランブラー900との比較も見過ごすことはできない。しかし、雑誌などでは外観からなのかタイガー800との比較が多いように聞く。



BMW R100RTをタンデムで楽しむ

GW前半の4月29日は、日帰りツーリングでは定番の能登と砺波平野の水田風景へ、BMWR100RTをタンデムで訪ねた。

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季節を肌で感じながら、速さより心地好さを楽しむにはBMW R100RTの落ち着きと大らかさはとてもお気に入りの1台である。タンデムでツーリングを楽しむために、ツアラーを何台か乗り継いでは見たものの・・・。

各社の最新ツアラーモデルに比べればスペック的には比較する意味も無いほど旧式ではあるが、日本の道を楽しむには、高速道、一般道問わず常用速度域+αで流す時のOHVフラットツインの大らかさや穏やかな体感フィーリングは、味わい深くとてもお気に入りの1台である。

パッセンジャーの観点からみると快適性では、色々なツアラーを比較した結果、シートの座り心地や装備の充実など総てに於いてHONDA Gold Wing1800がとても快適のようだが、ツーリングを心地よく楽しむには、R100RTが楽しいようである。

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長閑な風景の中では、R100RTの穏やかなエンジン特性は、まさに速さより心地よさを実感できるし、排気音も穏やかで長閑な雰囲気にはとても似合っていると思う。

BMWは他にR100RSとCSを所有しているが、特にお気に入りのR100RTは、タンデム仕様としてパッセンジャーの快適性も含み、シートはBMW純正オプションのコンフォートシートに変更して、シートレールの補強とリアカウルの内側にサブフレームを組み込んで、トップケースとリアキャリアを用途に応じて換装できる仕様としている。

パニアケースは純正の縦割れより、小物の出し入れでも上蓋が開閉式で使い勝手が良く、転倒など万が一の場合でも車体に優しいダール製を選び、エンジンから足回りに至るまで、より心地よくR100RTを楽しむ為、各部に手を加えている。

日帰りツーリングの定番、能登へ

今回はパッセンジャーからの目線で、色々な風景がメモ代わりのように写真に撮られていた。
ライダーとは全く違う目線の写真は、R100RTの穏やかさや落ち着きが影響していると思えるし、止まって眺めたい風景でも状況により止まる事の出来なかったところなどは、メモ風に記録が残っているのは有り難いことだ。

メモ代わり1.jpg メモ代わり2.jpg

五箇山トンネル手前には残雪があったがトンネルを抜けると、春らしい風景が目に映った。

トンネル1.jpg トンネル2.jpg
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城端から福光を抜ける田園風景は、農作業が始まり水を湛えた水面には風も無く、写り込む景色がとても綺麗なので、ルートは毎回適当だがこの季節は必ず出向く処でもある。

水田1.jpg 水田2.jpg
水田3.jpg 水田4.jpg

農作業中のトラクターを眺めるのも楽しく、ツーリング途中に色々な農作業中のトラクターや珍しいトラクターが目に入れば、足を止めて観ているのが面白く、色々なトラクターの写真を撮ってくることが多くてよく笑われるが、気を利かせてか何枚かトラクターの写真があった。


トラクターコレクション.jpg

山桜が綺麗な景色は葉桜になっていたのでルートを変えて巨大な風車の傍を通ってみた。

風車1.jpg 風車2.jpg

千枚田はGW前半の影響もあり、駐車場は満員御礼状態だったので立ち寄らず素通りした。

能登からの帰り道は、この季節には砺波平野が綺麗に一望できるお気に入りポイントへ向かった。

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展望台からR156へ向かう途中、畦が丸く綺麗に作られた水田を横目で見ていたがメモ代わりに撮ってあった。

丸い畦1.jpg 丸い畦2.jpg

自然と触れ合い、春らしい日本の風景を眺めながらタンデムツーリングを楽しむ時、落ち着きとゆとりがあるBMW R100RTの心地よさは味わい深く、価値ある大切なバイクだからこれからも楽しみ続けたいと思う。


パートIIへ続く

ストリートトリプルR ツーリング仕様で今季初の能登へ

エンジンコンディションは総てに最優先する。

6速でも2,000rpm以上は、まるでオートマチックのように滑らかで、全域に亘ってアクセルワークのみで扱えるトルクフルなエンジンもストリートトリプルRの魅力だが、低速域で半クラッチを必要とするエンジンは決して良いコンディションとは言えない。


半クラッチはエンジンコンディションの悪さを誤魔化す一つの手段に過ぎない。

半クラッチはアクセルワークが巧く出来たうえでの「高度なテクニック」であると考えるが、アクセルワークのまずさやエンジンコンディションの悪さを誤魔化す「間違ったテクニック」として使われているように思う。

エンジンコンディションが整っていないストリートトリプルやデイトナ675は、タイトコーナーなどでツキの悪さをエンジン特性と思い込んだり、675ccの排気量のせいでトルクが細いとか、ある程度ピーキーなのがレーシーなどと信じて「間違ったライテク」として半クラッチを使うことは、トリプル・エンジンの面白さや魅力が色あせてしまう。

エンジンコンディションの悪さはサスの性能も引き出すことが出来ないのでタイヤはどんな高性能タイヤを履いても本来の面白みは発揮できない。


ストリートトリプルR ツーリング仕様

ノースウイングJCでは軽量コンパクトな車体にアップライトなハンドルポジションに加えてしなやかな足回りは「ストリートファイター」という売り言葉より一般公道でスポーツライクな一面を以て「ツーリング」を楽しむには最適な一台だと考えている。

ストリートトリプルRは、丸目トリプルから始まり角目トリプルは2代目となりスタッフの明君が、ライダーの目線でツーリングを楽しみながら、気になるところはメカニックの感性で、ツーリング仕様として時間を掛けて熟成している。

ユーザー感覚で、ツーリング仕様としての出来具合や問題点(あら捜し)をしながらツーリングを楽しんでいるが、角目のトリプルでは初の能登を久々に一走りしてきた。


久々の能登へ

今年は、春の訪れが遅く、能登方面へ行きたいと思ったが、塩カルによるサビや腐食はバイクの大敵であるので中々足が向かなかったが、雨も降り気温も高くなり始めて少し春めいてきたのでトリプルRの出来具合も知りたくて試乗も兼ねて午後から能登へブラリツーリングへと出かけた。

午後から各務原ICより東海北陸道で走り始めたが、白川郷のPAではまだ多くの雪が残っていた。

白川郷PA.jpg

羽咋まで走り千里浜を経由して、能登一ノ宮の気多大社へ参拝した後、記紀にも見える、ヌナキイリヒメ関連について中能登町界隈で僅かに遺跡や神社を訪ねることが出来たが、続きは次回の楽しみに残すこととした。

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崇神天皇の皇子の大入杵命が妹の渟名城入姫ともに当地にきて、国土を開発、この地で没したので霊を当社に祀り、遺骸を小田中村の親王塚に埋葬した。塚への道筋に当たる冠塚、太刀塚は祭神に由来するといわれる。

明るいうちにR471→県道42→福光→城端の田園風景を見る予定だったが、日も暮れ始めたので田園風景は諦めて県道を走り福光から高速に乗り帰路に就いた。


角目ストリートトリプルRは上々の出来栄え

R471から県道42号を流しながらストリートトリプルRのエンジンは、各ギア共に一気に吹き上がるレスポンスの良さと、しなやかによく動く足回り、シフトを繰り返すことが楽しくなるクロスしたミッションなど、走りについ夢中になりドンドンとエスカレートしそうになるほどだった。

ベストコンディションに仕上げたストリートトリプルRは軽快感と安定感が程良くバランスして、のんびりからアグレッシブな走りまで一般公道で楽しめる総てを満たしていて、魅力的というか魅惑的というか素敵なバイクだと思う。亦アップライトなポジションはツーリングにも最適だと改めて実感した。


ツーリング志向には万能な高性能タイヤを

ツーリング仕様として換装したタイヤはメッラーZ6を選んだが、一般道を心地よく楽しむにはとても良い選択だと思う。デイトナやトリプルR等で転倒したライダーたちの声は、走り初めとか急に路面温度が下がった場合や休憩後のタイヤが冷えた場合に多く、ハイグリップタイヤのある部分に特化した高性能でシビアな一面が顕著に出ていると云える。

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その点ツーリング志向のタイヤの場合、あらゆる条件下で性能が安定しているメリットがあるし、かなりハイペースの走りでも何ら不満や不安を感じることは無いので、ツーリング志向のライダーにはお勧めである。

万能な高性能と単能な高性能


ストリートトリプルの弱点であるパッキングを対策

ツーリング仕様としての使い勝手で、ストリートトリプルRの小さなリアシートはパッキングが苦手な一面だが、昨年北海道をCBR250で走った後にパッキングについて検討して、ストリートトリプルRも同時進行でツーリングキャリアなるものを企画、制作した。

バッグ装着.jpg

丸目ストリートトリプルRは、振り分けバックを使ってみたがスリムさにも欠けて、小さなシートへの積載には問題点もあったがこれらも解決できた。これによりツーリングでのパッキング問題は解消できて更に心地よく楽しめる仕様となってきた。

キャンプ.jpg

帰り道は、日も暮れて東海北陸道の荘川IC付近では温度計が4℃を表示していた。寒さに対してグリップヒーターはとても有効で3シーズンのグローブで問題も無く、僅かな区間のみ温度が下がっていたのでウインターグローブに変えることなく走れた。

グローブより外気温度が3度から17度と大きく変化する中を走り、サスの硬さが変化するのを体感しながら半日ちょっとのショートツーリングだったが、ストリートトリプルRの出来栄えは中々で心地好い時間を過ごせた。

手前味噌だが、心地好くフィールドを拡げて楽しめるストリートトリプルRについてツーリングレポートかメンテナンスレポートが近々に「明のバイクライフ」でアップされると思う。

CBR250Rで長距離ツーリングを楽しむ 九州編 その2

出発はいつものパターンで

目的地があることにより道中があると思うが、目的地が目的であれば移動手段としては、バイクより軽4輪の方が天候に左右されることも無く快適に移動できると思う。

私の場合は、目的地へ至る道中をバイクで楽しむ事が最大の目的としてツーリングを楽しんでいるが、楽しみ方は十人十色だから其々のスタイルでバイクを大いに楽しんでもらいたいと思う。

今回は、ツーリングバージョンに仕上げたCBR250Rで、九州を楽しんできた。

時間の制約があるので九州へ向かう時は南港からフェリーというパターンか、四国経由のフェリーというパターンのように思う。

R100RS・R80GS・GL1800・ボンネビルと3月に九州へツーリングすることも恒例化しているように思うが、2年ほど前の3月はボンネビルで、夕方から雨の中を出発して四国経由、佐多岬よりフェリーで九州を訪ね、帰りは日本海へ出て山陰地方を一般国道と県道を走り繋いだが、これもいつものパターンのよう。

大阪南港.jpg


今回も出発当日は雨で始まった。個人的に楽しんでいる「古代への道」をテーマとして色々な処を訪ね歩いているが、今回は、「神武東征」でカムヤマトイワレビコが東征に船出した津(港)を訪ねて、大阪南港よりフェリーを使って5日の朝に宮崎へ上陸した。

宮崎には、「ひむか神話」「高千穂神楽」等があり、ゆっくりと訪ね歩いてみたいと思うが、時間に制約があるので何度も足を運び、つまみ食い状態であるところでもあるが、時間が出来れば・・・と思う。

3月5日、宮崎港より神武天皇(カムヤマトイワレヒコ)の御尊祖父であられ、「海幸・山幸彦神話」の山幸彦(彦火火出見命・ヒコホホデミノミコト)が海神(ワタツミ)宮よりもどられた御宮居の跡として祀られている青島神社を訪ねた。

御尊父であられる鵜葺草葺不合命(ウガヤフキアエズノミコト)を祀る鵜戸神宮は、高速を優先すれば訪ねることもできるが、出来るだけ一般国道や県道を走り繋ぐことを優先しているので時間の都合上次回のツーリングで訪ねることとした。(次回訪ねるための口実つくりでもあるため少し残しながらが、ポイント・・)

青島神社1.jpg 青島神社2.jpg

青島神社へ参拝した後は、引き返すように北上しながら神武天皇(カムヤマトイワレヒコ)の「お船出の地」伝承が残る美々津を目指した。美々津は日本海軍発祥の地ともなっている。

立磐神社.jpg おきよ丸.jpg
日本海軍発祥の地.jpg 美々津.jpg


北店のヒロ君が、New GL1800のナラシを兼ねて、Made in USAから JAPANとなり、New GL1800が産まれたHONDAの九州熊本工場を訪ねる計画で、5日の朝に岐阜を出発して約1000Km弱を走って夜には八代で合流することになっていたので高千穂神社より八代を目指す。

高千穂.jpg

高千穂神社を後に走り始めて暫くすると、雨足が強くなり途中はドシャ降りの雨となったが、CBR250Rは軽快に水の中を泳ぐように八代へ向かった。

5時過ぎに合流ポイントであるビジネスホテルに到着した。暫くしたらヒロ君も無事に到着。かなりお疲れの様子だったので早々に食事を済ませて、翌朝の打ち合わせをして其々の部屋へと別れた。

3月6日、今日はヒロ君のGL1800と2台でHONDAの熊本工場に立ち寄り、ヒロ君の希望で阿蘇の「ミルクロード」や「やまなみハイウェイ」を走る。大観峰までは、深い霧の中を進み途中から脇道に逸れて「うぶやま牧場」で昼食となった。

ヒロ君が産山村のパンフレットの中から扇田を見つけて扇田へ向かうこととなったが、途中で「やめましょうか・・・」と言っていたが、無言・・・?で扇田へと向かった。

初乗りのGL1800で、僅かだが初のダートを走ることとなったのはショックというより「行くしかない」という心境だったと思う。併し、降りきったところで見た景色なのか、無事に到着できたことへの安堵感なのか、ご満悦の表情だった。

ヒロ君待望の阿蘇を走り始めた時は、GL1800を引っぱりながら走っていたが、扇田で休憩してからヒロ君のペースが上がり始めた。トレッキングごっこ効果も活かされて、何となくGL1800との付き合い方の「コツ」が解りはじめたようで、やっと常用速度域+αの速度域に入り始めた。

CBR250Rも軽快にワインディングを駆け抜け心地好さを膨らませながら国東半島より村田さんとの合流ポイントである徳山港へ向かうべく竹田津港を目指した。

扇田.jpg

3月7日、村田さんと合流した徳山と熊毛にも神武天皇東征の伝承があり訪ねる予定をしていたので、ヒロ君も村田さんも共に訪ねることになった。徳山の神上神社では細い坂道を駆け上がって行く途中からジャリ道となって、ヒロ君は緊張気味だが、余裕も感じさせている。

神上神社.jpg 神上神社由緒書.jpg

距離を重ねることによりGL1800との付き合い方が徐々に解りはじめていることが、手に取るように判る。熊毛の橿原神社も訪ね終わり、岐阜を目指す事になった。

帰路は全線高速道のみの予定となっていたので、GL18002台とCBR250Rが同じペースで走り続けることができるか少し楽しみでもあったが、夜間はまだかなり寒く、GL1800の防風性能やシートヒーターはうらやましいかぎりだ。600Km前後の距離を常用速度域+αで巡航したが、予想通りエンジン音も軽やかに、何ら問題無く到着できた。

昨年の北海道に続き、今回は、九州へとCBR250Rを走らせたが、「速さより心地好さ」「操る楽しさ」など、乗るほどに面白みが増してくる。もう少し暖かくなったらキャンプツーリングにも出かけてCBR250Rで楽しめるフィールドを大きく広げてみたいと思う。

【全行程走行距離:1,359Km】


『CBR250Rで長距離ツーリングを楽しむ 九州編その1』

ヒロ君のバイクライフ『Gold Wing1800ナラシで九州ツーリング』



CBR250Rで長距離ツーリングを楽しむ 九州編 その1

CBR250Rの問題点を対策

昨年の秋、CBR250Rで久々の北海道ツーリングへ出かけた時、長距離ツーリングが楽しめる実力を持ったバイクであることを実感したが、小さなリアシートへ荷物の積載が上手くできない事が発端で、北海道を走りながら考えを巡らせた結果、スポーツモデルの場合タンデムを前提にバイクを選ぶライダーはとても少ないのではないかと思った。

或いは、お気に入りのバイクだが年に一度か二度の長距離ツーリングでは荷物を積載することが苦手な車両だと心地よく楽しめないが、荷物をしっかりと固定できてツーリングを楽しむための装備が整っていればワインディングも心地よく、爽快な気分で長距離ツーリングを楽しめると、CBR250Rで北海道のワインディングを走りながら考えていた。

色々と思いを巡らせて、CBR250Rで日本の道を心地よく、長距離ツーリングも楽しめるよう、CBR250Rの問題点を検討し、見直してライダーの目線とメカニックの感性を活かして、ノースウイングJCオリジナルのCBR250Rツーリング仕様が出来上がった。


CBR250Rはスポーツライディング専用か?

CBR250Rの場合荷物を固定できるフックも装備されていないので、ツーリングバイクとしては考えていないのか・・・?メーカーの提案は昔ながらのワンパターンのスタイルで、マフラー交換が定番のアクセサリーカタログやサーキット走行を推奨するイベントを開催しているが、違和感を覚えるし残念でもある。

個人的な意見だが、最新のCBR250Rはシングルエンジンとなり、日本の道を常用速度域+αでツーリングする楽しさはとても新鮮な感覚で、Bigバイクでは味わえない面白みがあるのだが、何故このような提案は行われないのだろう?


ツーリングの重要ポイント「ツーリングキャリア」を企画

長距離ツーリングやキャンプツーリングにおける一番のポイントは、荷物の積載にある。タンデムを前提としたリアシート後方で使うキャリアやトップケースの場合は、重量物(荷物)が後方になればなるほどコーナーリング時の安定感に大きく影響を及ぼすので、今回企画した「ツーリングキャリア」は、高い安定感を以てライディングを楽しめるようソロでの使用を前提とした。

普段使いではタンデムも出来るが、ソロの場合はリアシートを荷台に見立ててキャンプツーリングも楽しめるほどの荷物の積載を考えての企画は、ノースウイングJC独自のライダーの目線であることは云うまでも無い。

亦この「ツーリングキャリア」は、ノースウイングJCオリジナルパーツとしてトライアンフ ストリートトリプル用も含み数機種を試作して現在テスト中であるが、近々販売を予定している。その他にも前回の北海道ツーリングで問題と思える処を対処できるパーツを厳選してCBR250Rに装備した。

キャリア試作段階.jpg ストリートトリプル・キャリア.jpg


レーダー機能を持ったナビを装備

ナビは以前から使っているガーミンGPSからYUPITERU ATLASに変更した。変更した一番のポイントは、ナビにレーダー探知機能を追加できることが決め手となった。

知らない土地を走りながら、ついうっかりして・・・ということを避ける為にレーダー探知機能は欠かせないアイテムでもあり、ナビの取り付けでレーダー機能も賄えることはハンドル周りをすっきりと仕上げられることと、取り付けクレードルが別売で用意されていることによりその他の車両に取り換えて使う時は、クレードルを装着してあれば面倒な配線の手間もなくナビ本体の取り付けが容易なことも魅力だった。

レーダー.jpg


グリップヒーターを装備

最近、寒い季節に長距離を走ると、時々手が攣ることがあり・・・。最初は体のどこかに問題があるのかと思って気にはなっていたが、同年代のツーリング仲間にそのことを話したら、私も、俺も、と同じようなことが周りでおきていた。結論から言えば、経年劣化?老化?と云うことで、その対策は暖かくすることがポイントで問題解決ができる。スクランブラーにグリップヒーターを装備して試した結果、問題を解決することができたので、CBRにも装備することとした。

CBR用としてHONDA純正では準備されてはいないが、その他の機種で準備されているグリップヒーターを流用して取り付けた。

寒い季節は、当然ウインターグローブを使うが、只々分厚く暖かければ・・・というグローブは操作性を妨げるので慎重に選びたいものだ。

現在使用しているウインターグローブは、メーカーとの協同企画で、ウインターグローブとしては、手のひらを出来るだけ薄くして、カッティングも独自の造りで、操作感を重視したものを使っている。手のひらを出来るだけ薄くできれば、グリップヒーターの効果も大いに高くなり、一石二鳥の優れものを使っている。


バックミラーをオフセット

CBR250Rの場合、バックミラーによる後方視界が悪いので、ミラーを外側へオフセットさせることにより後方の視界が格段に良くなり高速などでのレーンチェンジが楽になり安心感と安全性も向上した。


フロントフェンダーを延長

フロントフェンダー後方がスポーツモデルらしく短いが、ツーリング時に雨などに合えばラジエターにまで泥水が跳ね上がり、カウルの中はかなり高いところまで汚れが広がるが、フェンダーを延長することにより汚れを軽減することができた。

今回のツーリングでも未舗装路を走り、塩カリで白くなった道では雨に降られ、色々な条件下で走り周ったが、汚れは随分と低い位置で治まっていたし、足元の汚れも格段に少なくなった。

以上が今回の九州ツーリングを楽しんできたノースウイングJCオリジナルのCBR250Rツーリング仕様の概略であるが、ライダーの目線では他にも数ヶ所問題と思っている個所もある。併し、それらはメカニックの感性で対策を施しライダーとして経過をチェツクする楽しみが残っている。

フロントフェンダー.jpg



『CBR250Rで長距離ツーリングを楽しむ 九州編その2』


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