ツーリングライダーとしてバイクを楽しみ、バイク屋として蓄積した独自のノウハウを活かして、工業製品もしくは物流商品として扱われているバイクを、価値ある「趣味の道具」として楽しむために、ノースウイングJCというバイク屋の拘りと独りのツーリングライダーの目線から感じたことや思うことを綴ります。

VFR800X クロスランナーを楽しむ

1月のキャンプツーリング以来、何かと雑用に追われてバイクを楽しむ時間が激減している今日この頃であるが、今シーズンもバイク三昧の日々を過ごせるよう鋭意努力中である。

話題のCRF1000アフリカツインが発売となった。アフリカツインはとても魅力的で林道を走る事を思うとワクワクして発売になると同時にオーダーを入れて、オッサンライダー最後のビッグオフを楽しむつもりでいたのだが・・・・・。

アフリカツインに乗れば、ついつい調子に乗り過ぎて転倒は当然あるだろう・・。僅かなケガでも何ら苦に思う事はないが、オッサンライダーが最も恐れるのは、怪我の治りが遅くなった事である。万が一転倒で回復に時間のかかる怪我でもすれば、オッサン!!年甲斐も無く何をやってるの、と無言の圧力をかけられそうである。

Newアフリカツインは魅力的だが、日本の道路事情でツーリングを楽しむのであれば、数百キロの舗装路走って数劼離澄璽箸鯀る為に本物のビッグオフであるアフリカツインか、数百キロ走るツーリングの途中で僅かなダートをスタンディングポジションも楽々でヨタヨタとアドベンチャー気分で楽しめそうなNC750Xの兄貴分VFR800Xクロスランナーか、迷うところである。

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アフリカツインのプレス発表がオフのコースで行われたことがアフリカツインの性格を物語っているように思うし、メッツラーやピレリなどタイヤを調べてみても本格的なオフタイヤしかない・・・。

競技志向のライダーは別として、アフリカツインでダートツーリングを楽しむことを目的とするのであれば、30数年前の北海道をXLV750やファラオなどで走ったころの環境があれば最適のように思う。

30数年前XLV750から始まり、ファラオ・アフリカツイン650・750と乗り継いでBMWのGSもR80GS・R1100・1150/PD・R100GS/PD・F800GS等、トライアンフではタイガー955i・タイガー800・エクスプローラーなどを乗り継いでログツーリングを楽しみ、林道ツーリングも楽しんできた経験から、もう若くないおっさんライダーが心地好く楽しむには・・・、とバイク屋のバイク乗りとして考えてみた。

どちらも魅力的であり価格的にはアフリカツインとVFR800X クロスランナーでは差がない。色々迷った末VFR800Xの方がおっさんライダーとしてツーリングを楽しむには最適に思い VFR800Xを選んだ次第である。

海外のメーカーにも魅力的な車両が色々あるが、過去からの経験で、信頼性とランニングコストにおいてHONDAを選んだことをお伝えしておく。

慣らしツーリングへ

いつものメンバーとVFR800Xクロスランナーのナラシを兼ねて久々のツーリングに出掛けて来た。久々のツーリングには北店の細川君も、Newアフリカツインのナラシのため一緒に出掛けると云う。

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NWJCパッケージのNC700Xに乗る村田さんと、アフリカツインが発表されると同時にオーダーを入れたKさんはアフリカツインの走りに興味津々で、お気に入りのR100GS/パリダカに乗ってツーリングを一緒に楽しんで来た。

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NewモデルのアフリカツインとNC700XにVFR800X。HONDAの云うところのクロスオーバーModelの3台を同時に走らせて、僅かだが乗り比べて楽しむ事も出来た。

CRF1000Lアフリカツイン

Newアフリカツインにのって最初に感じた事は、シート高が高く爪先立ちになるが、この感じはファラオに乗っていた時の感じに似ているような気がする。オフ車然としたシート高のビッグは一般道では使い勝手が悪い。

ローシートの設定もあるが着座位置を下げて足つきを優先するとヒザの曲りが窮屈になりツーリングには不向きに思う。

とても1000も有るとは思えない軽快感でフロント周りが軽く、フロントタイヤが近くにある感じでフロントタイヤの接地感には好感が持てる。270度クランクのエンジンは心地好い鼓動感でのんびり走るとNC700Xにも似た感じだが、トルク感は別モノでシフトアップしていくとグングンとスピードが上がってくる。

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足回りはF21インチでR18インチの足回りはオフ車然とした感じでハイペースになるとリーンウィズのポジションでは大きくはらんでしまうこともあったが、リーンアウトのポジションに変えるとグイグイと曲がってXR250を大きくした感じでオフ車であることを実感する。林道で真価を試せ、とそそられてアフリカツインに誘惑されそうになってくる。

アフリカツインのインプレも色々あり、誰でも簡単にダートを走れるとか、DCTのほうがエンストも無く早く走れるなど良い事ばかりだが、フラットダートであればロードバイクでも何とか走る事が出来る程度の事なら納得できるが、経験の無いライダーまでもがそんなに簡単にダートを走れるとは思えない。

また、ビッグオフを少しハイペースで走らせて転倒すると250クラスとは比べ物にならない質量の違いを実感することになり、ライダーが無傷であれば儲けものである。

おっさんライダーのヘボなライディングでも250なら何とかなることでもBigオフは振り飛ばすような暴れ方で何ともならず、転倒時の衝撃は大きく、ビッグオフの怖さがあるから心して楽しまれることをお伝えしておく。

VFR800X CrossRunner

NC750Xの兄貴分VFR800X クロスランナーは、低速域も扱いやすいVTECを装備したV4エンジンにNC750Xと同等のサスストロークがある。アップライトなポジションはフラットダートであれば充分に走破できるから、フィールドが拡がりバイクライフを更に面白くできそうだ。発売以来、気になるバイクであった。

足つきはNC700Xと同等で、ハンドルポジションはNC700Xよりも近くポジションが良い。シートもNC700Xやアフリカツインと比べて、最も座り心地の良いシートだと感じる。

サスは前後プリロード調整つきで新車時からフリクションも小さくしなやかな動きで、ブレーキをはじめ各部の質感も高く上級モデルであることが窺える。

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V4エンジンはとても滑らかだが、2000回転以下ではVTのVツインにも似た鼓動感があるのは意外で、のんびり走る時はV4とは違う感覚で楽しめるのも面白い。

高速道を一気に駆け抜け時間と距離を稼ぎだして、一般道ではV4VTECエンジンだから低中速域での粘りも充分で、6速2000回転でも流れにのって悠々と走れて全域で力強さが有りとても扱いやすい。

7000回転を超えるあたりから吸入音が一際大きくなり、2バルブから4バルブに切り替わるV4 VTECエンジンは別物のような力強さと滑らかさを発揮して心地好い加速を楽しめる。

日本の道をストレス無く心地好く走り楽しめそうだから、おっさんライダーの悠々ツーリングには最適だと思う。

足回りは、荒れた路面でもしなやかにバタつくこともなく、新車状態からフリクションの小さいサスは好感が持てる。アフリカツインは少しバタつくこともあったが、VFR800Xは全くそれが無いのが不思議。

皆で出掛けたルートではまだ桜が咲いていなかったから、後日木曽路のしだれ桜の様子が見たくてVFR800Xを駆って出掛けたが、しだれ桜はまだつぼみだった。途中から小雨が降り始めウエット路面となり、天気予報をあてにしてレインウエアーも持たず出掛けた事を後悔しながら引き返す事にした。

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帰りはウエット路面のワインディングを少しハイペースで走ったが、新車時からフリクションが小さいしなやかな足回りと、V4VTECエンジンの扱いやすさで安定感のある走りは小雨のワインディングも心地よく楽しめた。

ツーリングモデルとしての装備も5段階グリップヒーター・トラクションコントロール・ETC・センタースタンドも標準装備されている。サスのストロークはNC700Xと同等だからフラットダートであれば何ら問題は無い。V4VTECエンジンでダートをヨタヨタと走る為にクラッシュバーなどを装備して、ダートではどんな感じになるのか楽しみである。

慣らしが終わればNorth Wing JC恒例のエンジンチェツク等も行い、使い勝手の良いダールパニアケースを装備して、各部を見直して更に心地よい走りを楽しめるNWJCパッケージモデルに仕上げて楽しみたいと思う。

NC700X NWJCパッケージモデル

今回は村田さんが、NC700Xに乗ってのんびりと走るつもりのようだったから、NC700Xに乗る事は無かったが、発売以来、九州から東北までロングツーリングで度々使い、実走行により足回りや積載性など各部の違和感や問題点に改良を加えたNWJCパッケージのNC700Xは、メーカー出荷状態のスタンダード状態とは比較にならない心地好い走りを楽しめるよう深化している。

この3台の中では最もロングツーリング等を楽しみ、バイク屋のバイク乗りとして改善してきたから、時間に追われることなく、気負うことなくノンビリと旅を楽しむには最適なバイクに出来上がっていると乗る度に思う。

三車三様、楽しみ方は十人十色

本格的なビッグオフのアフリカツインか、軽量で扱いやすくのんびりツーリングには最適なNC750Xか,V4VTECエンジンで全域扱いやすくパワフルでNC750Xの兄貴分であるVFR800Xクロスランナーか、HONDAのクロスオーバー コンセプトModelは三車三様。それぞれに楽しみ方があるが、どの機種で、どんなバイクライフを楽しむのか、楽しみ方は十人十色である。

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それぞれに素適なバイクライフを今シーズンも大いに楽しんで頂きたいと思う次第である。

R.B.R Motorcycle社長の試乗記もご覧ください
→『HONDA CRF1000L アフリカツイン & VFR800Xクロスランナー試乗記』


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