ツーリングライダーとしてバイクを楽しみ、バイク屋として蓄積した独自のノウハウを活かして、工業製品もしくは物流商品として扱われているバイクを、価値ある「趣味の道具」として楽しむために、ノースウイングJCというバイク屋の拘りと独りのツーリングライダーの目線から感じたことや思うことを綴ります。

バイク屋のバイクライフ 2016 5月

日々雑用に追われてバイクに乗る機会が激減しているが、お気に入り各車のコンディションを維持するために、わずか数キロのチョイ乗りを繰り返して、ささやかなバイクライフを楽しんでいる今日この頃である。

この季節、のんびりと田んぼを眺めながらバイクを走らせることは、Myバイクライフの恒例行事でもあるから絶対に外せない。定番の城端から福光あたりへむけてBMW R100RSを走らせた。

水田風景

水田風景は、HONDA Gold WingかBMW R100RTでフラフラとタンデムで楽しむのが恒例となっているが、今回は長年所有しているものの、乗る機会が年々減っているR100RSを駆って定番の水田風景を訊ねることにした。

水田風景2

BMW R100RS

エンジンをかけると同時にゆっくりと走り始めて、エンジンをはじめタイヤ・サス・ミッションなど各部の暖気をしながら各務原ICへ向かう。

自動車道へ入りペースを少しずつあげて全体が軽くなってくるのを見計って、チョイ乗りで蓄積したカーボンを吐き出すようにレッドゾーンまでエンジンを回せば、RS本来の心地よい走りを取り戻し始める。

普段はチョイ乗りで動かしているだけのRSは、1983年製だから30年以上経つが、なんら問題なく心地よい走りを楽しませてくれる。

R100RS

いつものメンバーもOHVのフラットツインを所有している人が多いのは、感覚的に違和感のない心地よい走りを楽しめて、昨今の電気仕掛けの不透明なバイクでは味わえないバイク本来の良さがあるからだろう。

RSはアップライトなポジションのRT的な視界の良さも無く、極低速でノンビリと走らせて水田風景を楽しむには少し無理がある。

立山連峰

水田風景をのんびりと楽しむには、田んぼのあぜ道に最も似合うカブが一番か、でも巨大なGold Wingも極低速で悠々とタンデムでも走れるし、R100RTの何とも云えないおおらかな走りも捨てがたい、とRSと各車を比べながらRS本来の心地よい走りを楽しんできた。

GWはいつものメンバーと恒例のキャンプだったが・・・

トライアンフ スクランブラーやカブ110NWJCコンプリートを共に楽しんでいる「いつものメンバー」とキャンプに出かける予定をしていたがあいにくの雨となり、後日、越前方面へトライアンフ スクランブラー4台で出かけた。

こいのぼり

伊吹山のふもとで湧き水を得て、キャンプ料理長のNOMUさん自慢のコーヒーで雑談を楽しみ、R365沿いの余呉スキー場から以前は林道だった脇道へ入り、右へ左へとスクランブラー2014仕様の心地よい走りで旧北陸本線の細いトンネルを抜けて、昼は定番のパスタで日帰りツーリングを楽しんできた。

白物家電とバイク

木漏れ日のなかでコーヒータイムを楽しみそれぞれのバイクライフについて雑談していると、白物家電とバイクの信頼性や耐久性、ランニングコストなど、昨今のコンピューター制御の塊のようなバイクについて「いつものメンバー」のユーザー目線から興味深い話がでた。

トラクター

生活必需品の白物家電は、5年〜7年長くて10年程度で買い替えとなり、Newモデルがすべてに良いものかのような新製品効果で代替を煽り立てるところなど昨今のバイクも白物家電と同じではないか・・・。
また、いつの間にか話題にも上ることがなくなっているのが昨今のNewモデルのバイクでは・・・。

信頼性や耐久性がピカイチと一般的に思われている高級ブランドといわれるメーカー品でも、ある時期から電気的な部分に起因するトラブルが不意に発生することを今回の参加メンバーも経験しているから、旧いOHVモデルに乗り換えている。

木漏れ日

空冷スクランブラーも消耗品や経年劣化によるメンテナンスには、ある程度の出費は覚悟しているものの、ほとんどが機械式だからある日突然、白物家電のように多額の出費が発生することも無いだろうし、生活必需品は無くてはならないものだが、特別なこだわりや愛着は生まれないし・・・・。

乗り始めは違和感の塊のような乗り味だったスクランブラーだったが、スクランブラーとの一体感を模索して乗り続けた分だけ愛着があるし、これからも大切に乗り続けて行きたい。
しかし、昨今の電気仕掛けの塊のようなバイクは生活必需品の白物家電と同じに思えるから、これから何十年と楽しむことは無理だろうし、愛着をもって楽しめるとは思えない。という実体験からの生の声を聞いた。

コーヒータイム

バイクは趣味の道具であるから、バイク屋としてコンディションを整えて本来の良さを発揮させることにより、旧くなっても愛着をもって楽しんでいただけることはとても嬉しく思うが、バイク屋のおっさんライダーとしては、これから何十年も楽しめないなぁ〜・・と、若さをうらやましく思いながら話を聞いていた。

空冷モダンクラシックシリーズNWJC2014仕様

いつものメンバーの多くが愛着を持って楽しんでいる空冷スクランブラーは、バイク屋のバイク乗りとして発売と同時に乗り始め、何ともしがたい違和感を取り除きながら速さより心地よい走りを追求してきた。

トライアンフ空冷モダンクラシックシリーズの何ともしがたい違和感は、バイク屋のバイク乗りとしての実体験を積み重ねて心地良い走りを追い求めてきたから、ごくごく自然な成り行きの結果NWJC2014仕様が生まれて来た次第である。

いつものメンバー

いつものメンバーのスクランブラーNWJC2014仕様は、ステージ3のフルパッケージモデルに乗っている人が多く、何ともしがたい違和感から熟成させて深化してきた過程をバイク乗りとしてその違いを体感しているから、とくに愛着をもって楽しまれていることを嬉しく思う。

アクセルの操作感

水冷モデルが発売されて、旧型となった空冷ツインのトライアンフ スクランブラーは、キャブ仕様とインジェクション仕様があるが、それ以外はブレーキもアクセルも機械式でトラクションコントロールも装備されていないところが良い、と空冷トライアンフ スクランブラーがお気に入りであることも雑談の中から伺える。

スクランブラー4台

いつものメンバーから、ワイヤーの機械式とライドバイワイヤーの電気式によるアクセルの操作感について、デジタルとアナログの違いをスロープと階段状という表現で、その操作感の違いを正確に実感しているのは驚きだった。

バイクのアクセルは、人のアナログ感とバイクのデジタル化を違和感なくつなぐうえで重要なところであるように思うが、バイク屋の目線からみればコンディションの整っていない空冷ツインのボンネやスクランブラーであれば、機械式のワイヤーでも電気式のライドバイワイヤーであっても大差はないから「こんなもの」として、その違いを実感している人は少ないように思う。

トライアンフ空冷モダンクラシックシリーズをこれからも楽しみたいライダー達に、NWJC2014仕様の速さより心地よい走りを提案できれば、と常々思っている次第である。

水田014仕様

因みに、HONDAのバイクは機械式のアクセルワイヤーを使っている車種がほとんどで、今話題のアフリカツインもバイク屋のおっさんライダーが選んだ超マイナーモデルであるVFR800Xも機械式のアクセルワイヤーが採用されている。

スクランブラーも楽しみ、カブ110NWJCコンプリートも楽しみ、トレッキングごっこも楽しみ、素敵なバイクライフをそれぞれに満喫して、心地よくスクランブラーを走らせている「いつものメンバー」を見ながら彼らのバイクライフをこれからもできるだけ長く応援したい、と思った2016 5月GWのツーリングだった。



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