ツーリングライダーとしてバイクを楽しみ、バイク屋として蓄積した独自のノウハウを活かして、工業製品もしくは物流商品として扱われているバイクを、価値ある「趣味の道具」として楽しむために、ノースウイングJCというバイク屋の拘りと独りのツーリングライダーの目線から感じたことや思うことを綴ります。

SL230を楽しむ

昨今のバイク事情に思う

昨今の大型バイクは、ABSやトラクションコントロールなど電子制御を満載したモデルが主流となり、安全で簡単に巧く走れると思い込んでいる人が意外に多いようだが、果たしてそうだろうか。

バイク経験が乏しい大型初心者でもA点からB点へ移動することが目的であれば、初心者向けに電子制御を満載した大型バイクであればライダーとしての経験が乏しくても達成感や満足感はあるかもしれないが、過信による危険性も含んでいるのではないか。

VFR800X

ある雑誌で、某海外メーカーの新型について初心者でも実力以上の走りが出来る、という意味不明の見出しがもっともらしく躍っていたが、経験が乏しい初心者は、上手く出来ないことはバイクに補ってもらえば何ら問題なく実力以上の走りができるのだろうか、勘違いしたその先には何が待っているのだろう。

50代リターンライダーの死亡事故が10年間で倍増しているようだが、経験が乏しい初心者の限界は誰がどうやって見極めるのだろうか。

また、別の雑誌ではHONDAアフリカツインに乗ればオフロード初心者でもそれなりに走れるように謳い購買意欲や所有欲を煽り立てているが、一般公道のダートや林道を走るにはそれなりのスキルアップが求められるのが現実ではないか。

アフリカツイン

「初心者でも・・」の見出しには惑わされることもあるだろうが、誰のための何のための情報なのか、なりふりかまわない無責任な風潮には事大主義の臭いがする、と思う今日この頃である。

電子制御について思うこと

トラクションコントロールは、上手く速く走るためのモノなのか、アクセル操作がラフで上手く操作できないライダーのためのモノなのか、扱いきれないハイパワーを制御するためのモノなのか、安全のためには絶対に必要なモノなのか、乗り手のスキルアップなくして安全などありえないと思うが。

ABSブレーキシステムが装備されているから安全ではなく、集中力や観察力、判断力なども含みブレーキ操作に問題があるからABSが作動したと考えるべきではないか。

林道1

どちらにしろ、まるでライダーのスキルアップが無くても簡単に楽しめるような表現が目立つ昨今の電子制御満載のバイクが主流だが、電子制御装置が作動する事は、ブレーキやアクセル操作などが上手くできないことをバイクに指摘され補助されていると理解するべきではないか。

SL230を欲張りなおっさん仕様へ

バイクとライダーが一体となる感覚的なことがライディングの基本だからバイクを操ることは体を操ること、NWJC独自の「トレッキングごっこ」により、多くのライダーたちのスキルアップに貢献したのがHondaSL230。

ライディングの基本となるバイクとの一体感を会得するには、歩くような速度でも粘りがあるエンジン特性とダイレクトな操作感が求められるから、SL230NWJCトレッキング仕様は最適な車両である。

トレッキングごっこ

そのSL230は20年近く経過してくたびれてはいるが未だ健在である。

トラクターと

その中から初期型の1台に、経年劣化でくたびれた各部にメンテナンスを施し、あらゆるフィールドを速さより心地よさで楽しみたい欲張りなおっさん仕様へと若干のモディファイも加えつつ、雑用に追われる日々の合間を縫っては試乗と称してチョイ乗りを楽しんでいる。

ダウンサイジングする面白さ

SL230が簡易スタンドに上がっていることが増えたからか、「今更ながらSL230で何を・・・」といつものメンバーが問う。

メンテナンス中

カブ110NWJCコンプリートを自ら楽しんで思うことだが、大型バイクと比べて見ると、後方を気にすることもなく一般道の流れには気負うことなく乗れて、平均速度でも大差なく、四季を問わず躊躇することなく思い描いたように自由気ままにフィールドを拡げて楽しめる面白さがある。

軽量コンパクトな車両へのダウンサイジングによる長所を生かせば、新たな面白さが創り出せる事は大型バイクとカブ110NWJCコンプリートでバイクライフを楽しんでいる いつものメンバーも納得であろう。

カブJA07

大柄なアドベンチャーモデルでは躊躇するような林道や獣道でもポコポコと入り込め且つロングツーリングまで、おっさんライダーが気負うことなく楽しめる手頃な車格が最近のHONDA車では見当たらない。
思案して浮かぶのは、少しくたびれてはいるがSL230かXR230が最適であるように思う。

林道2

一言で云えば、カブ110NWJCコンプリート感覚で高速道も走り、気負うことなく様々なフィールドを思うままに楽しむことを想定すると、SL230はカブ110に近い100kgそこそこの車重とシート高も程よい高さで軽量コンパクトだから、ダウンサイジングした長所を改めて見直したいと思う。

旧道

Hondaには嘗てデグリー・AX1・SL230・XR230など扱いやすい手頃な車格の車両が数多くあったが、YAMAHAセローのように熟成し続ける定番モデルが無いのは何故だろう、台数至上主義だから売れないから廃版となるのか、熟年ライダーの時代を先取りしすぎていたからなのか・・・。

土砂崩れ

HONDAが提唱するクロスオーバーコンセプトのラインナップは中型の400Xからとなっているが、日常使いも良く、熟年ライダーでも気負うことなく扱えるSL230やXR230など軽量コンパクトな車格がラインナップされていないのは残念に思う。

葉桜

小排気量から大排気量へと車格を上げて楽しんできたが、年齢的なことも含みあるところを頂点に放物線を描くよう、再び車格を下げながらバイクライフを満喫できれば幸せである、とバイク屋の おっさんライダーは思う次第である。

SL230をブラリ ブラリと楽しむ

平日は試乗と称して近郊をチョイ乗りで楽しみ、休日は400Km程度を走って足回りやファイナルレシオなどもチェックし、積載状態で林道へも出かけてロングツーリングを楽しめる積載性など、各部を再チェックしながら仕上げる過程をバイク屋のバイク乗りとして楽しんでいる。

足回りはメンテナンスに加えて積載状態でも扱いやすい仕様を試行しているが、各パーツの品質は昨今のパーツに比べてコストダウンされていないから、社外パーツなどに交換することなく仕上がり始めている。

川舟と

SL230は、低回転で本領発揮する空冷2バルブエンジンだから無理をして回すこともなく、アクセルやブレーキは機械式の操作感の好さがあるから、気負うことのないカブ110感覚で林道から高速道まで、速さより心地よさで走り続けて楽しめる車両のようだ。

ただし、シートの座り心地と積載時のライディングポジションは、カブ110NWJCコンプリートが勝っているようである。

林道3

ロングツーリングを楽しむには積載力が必須となるが、ライディングポジションを犠牲にした積載はツーリングの面白さが台無しになるから、SL230の車格でカブ110NWJCコンプリート並みの積載力と様々なフィールドでの扱いやすさの両立については要検討であるが、それもバイク屋のおっさんライダーを思案させ楽しませている一つである。

→里見君のブログ『徒然日記』のSL230NWJCツーリングパッケージでの日本一周記事



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