ツーリングライダーとしてバイクを楽しみ、バイク屋として蓄積した独自のノウハウを活かして、工業製品もしくは物流商品として扱われているバイクを、価値ある「趣味の道具」として楽しむために、ノースウイングJCというバイク屋の拘りと独りのツーリングライダーの目線から感じたことや思うことを綴ります。

VTRで西日本の定番ルートを楽しむ

先日CB1100で遊びに来た山梨の哲也を送りがてら諏訪湖までのツーリングを楽しんできた。久しぶりに乗るVTRの走りは心地良くお気に入りの定番ルートを走りたくなった。

ビッグバイクを駆って時間と距離を稼げる高速道を走り、より遠くへとロングツーリングを頻繁に楽しんでいた時期もあるが、シングルエンジンのCBR250Rが発売されると同時に、北海道や九州へロングツーリングに出かけて過去の250とは別物で侮れない実力を秘めていることを実感した。

その後、インジェクション化されたVツインエンジンのVTR−Fをロングツーリング仕様にカスタムしてビッグバイクと共に北海道ツーリングに出かけて、ビッグバイクと比べても何ら遜色なくロングツーリングでも楽しめることを実体験した。

扱いきれる車格と使いこなせる排気量は格別の一体感があり、自由気ままにフィールドを拡げても気負うこと無く、ダウンサイジングする面白さと楽しさは新鮮である。

電子制御などが満載されて付加価値を高めたビッグバイクが昨今の主流となり、バイクの本質が変わり始めたことに違和感を覚え、カブ110NWJCコンプリートなど小排気量でロングツーリングを楽しむようになり、バイク乗りとしての価値観が変わり始めたように思う今日この頃である。

お気に入りの定番ルートを走る

お気に入りの西日本ルートは、行きは高速道で一気に山口県まで走り、帰りは中国山地や日本海に沿って一般道の国道や県道を走りつないで、往復1,300Kmから1,900Km程度を一泊二日で走ることにしてバイクのチェックと四季の変化などを楽しんでいるが、VTRでは未だ走ったことが無い。

定番ポイント1

走り慣れたお気に入りの定番ルートを走ると、其々の魅力や面白さを再確認できる事やチョイ乗りでは気づかない違和感や問題点などが浮かび上がってくるから面白い。

浮かび上がってきた違和感や問題点の原因を探り、本来の良さを引き出すメンテナンスやモディファイを施して近場のチョイ乗りでチェックしてから、お気に入りの定番ルートを走らせてバイク屋のバイク乗りとしての経験を加えて更に深化させることを念頭にツーリングを楽しんでいる。

トラクター

特にNewモデルの場合は、メーカーの商品説明を兼ねた雑誌のインプレ等の情報だけでは違和感や問題点に触れることは少ないため、気になるバイクがあれば走り慣れた定番ルートの長距離を走り、乗り慣れることも含みバイク屋のバイク乗りとして各部をチェックしてからコンディションを整えることが始まる。

ダウンサイジングで楽しむ

ブランド 車格 スペック カテゴリー などへの気負いや衒いにとらわれることなく、速さより心地良さで走り続けてロングツーリングを楽しめるよう、エンジンのメンテナンスから足回りまでを見直して積載力も含めてカスタムしたVTR−Fで北海道ツーリングを楽しみ、ダウンサイジングにより操る楽しさや面白さで充実したバイクライフを過ごせる事をバイク屋自らの実体験により実感することが出来た。

大山

その翌年は、カブ110NWJCコンプリートの実力テストを兼ねての日本列島縦断ツーリングは、僅か5日間足らずで走破できてビッグバイクとはまったく異なる楽しさがあり、ダウンサイジングする楽しさや面白さを確信した次第である。

紅葉2

バイク屋のバイク乗りとして長年バイクライフを楽しんできたが、まずは自らが速さより心地よさで走り続けて楽しむために、違和感や問題点があればバイク屋としてメンテナンスやモディファイなどを施して、バイク屋のバイク乗りとして納得できるコンディションに整えることが肝要と考えている。

トータルバランスを高めて楽しむ

気負うことなく自由気ままにフィールドを拡げて速さより心地よさで走り続けて楽しむために、今回の定番ルートを走るVTRは、北海道ツーリングを楽しんだVTR-Fとは若干異なる仕様で試すことにした。

スタンダードのVTRやVTR―Fを200〜300Kmのチョイ乗り程度に楽しむのであれば何ら苦に思う事は無いが、ロングツーリングで自由気ままに楽しむ為には、エンジン 足回り ハンドルポジションなどは見直す必要がある。

米子道

軽量コンパクトなVTRで何ら気負うこと無く走れるフラットダートでもハンドルポジションはアップライトのほうが扱いやすい。フィールドを自由気ままに拡げて楽しむロングツーリングであればその違いを実感できる場面は多いと思う。

カブ110とビッグバイクを共に楽しむ、いつものメンバーにもロングツーリング仕様VTRの試乗を依頼して感想を聞くと、ハンドルライザーで変更したポジションは違和感もなく扱いやすくて楽しめそうだとのこと。

VTRにスクリーンを装着

ハーフカウルが装備されているVTR-Fで北海道を走ったのは数年前の9月だったがフェアリング効果があり寒さも何ら苦になることは無かった。しかし、VTRにはメーターバイザーやスクリーンが装備されていないから、諏訪湖まで走ったときはジワジワと寒さが身に染みて道の駅の陽だまりで一息すると休憩時間が長くなることもあり、VTRにスクリーンを装備したいと思った次第である。

天気予報を見ると、山口へは晴天の中を走れそうだが帰りは雨模様のよう。ハーフカウルが装備されているVTR-Fに乗り換えて行くことも検討したが、ロングツーリングを楽しめるようVTRに最適なスクリーンを準備するためにも、試作を検討する下敷きとなるスクリーンを装着して走ることにした。

定番ポイント2

午後2時過ぎに岐阜を出発して、いつものように羽島ICから山口県までを高速道で走り始めて中国道から山陽道へ入るころ、陽は西へ傾き気温が下がってきたが小さなスクリーンでも胸のあたりまでは防風効果があり、帰りの道中では鳥取を過ぎたあたりから小雨の中を走ることになり、ロングツーリングにはスクリーンが必須であると改めて実感した。

ヘッドライトをCIBIEに変更

昨今のヘッドライトは、レンズにカットが無いマルチリフレクターが主流となり、ライトバルブもHIDやLEDで明るさが追求されているが、数値的な明るさと感覚的な見易さは別のことだと実感している。

HIDやLEDは白く明るいが見にくいと思うことが多々あり、VTRのヘッドライトは昔ながらの丸目であることが幸いして、独特のレンズカットと配光がお気に入りのシビエに変更することができた。

CIBIE

帰りの道中は小雨の夜間となったが、バルブは従来のハロゲンだからHIDやLEDのように明るくは無いが、シビエの配光とハロゲンバルブの相乗効果で見やすくて走りやすく、最新がすべてに優れているわけではないコトをヘッドライトでも実感。

VTRが気になるバイク屋の小藤さん

NC750Xを駆って数年前の北海道ツーリングを共に楽しんだBSKの小藤さんは、VTR―Fツアラー仕様の走りを目の当たりして以来、ダウンサイジングが気になっていたよう・・・。

カブ110NWJCコンプリートで気ままなツーリングを楽しみ、提唱されている「等身大のバイクライフ」を自ら実践するために、バイク屋のバイク乗りとしてVTRを準備してVTRをツアラー仕様へカスタムしてチョイ乗りからロングツーリングまでモニターとして協力したいと申し出があった。

バイクショップ可児 『ダウンサイジングで等身大のバイクライフを考える』

認めたくない老いにささやかな抵抗を試みながらも、気負うことのないダウンサイジングによる面白さと楽しさをヒシヒシと感じられているようであり、バイク屋として50代のバイク乗りとして本音を語られているから共感できることがある。

VTRを自由気ままに楽しむ

ロングツーリングを楽しむために必須となる積載力は、荷物の安定した固定とフル積載状態での操縦性と安定性の両立などには足回りが大きく影響しているから、スタンダードのVTRではエンジンコンディションをはじめ積載性など多くの課題がある。

紅葉

今回走らせたVTRの足回りは、北海道ツーリングで走らせたVTR−Fとは別の仕様としたが、積載状態でも何ら問題なく、ブレーキ性能もスタンダードとは比べ物にならない制動力と扱いやすさを発揮して、ワインディングでは軽快な走りを楽しむ事が出来た。

定番ポイント3

高速道は500Kmほどの距離だったがガス補給以外はノンストップで走り、帰り道は一般道を走りつないで紅葉が綺麗なワインディングや夜間の雨天など、様々な条件下での走行距離は1,500Km程度となったが、VTRをチョイ乗りからロングツーリングまで自由気ままに楽しめるよう更に深化させる課題なども見えてきて、バイク屋として収穫のあるツーリングであった。



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