ツーリングライダーとしてバイクを楽しみ、バイク屋として蓄積した独自のノウハウを活かして、工業製品もしくは物流商品として扱われているバイクを、価値ある「趣味の道具」として楽しむために、ノースウイングJCというバイク屋の拘りと独りのツーリングライダーの目線から感じたことや思うことを綴ります。

カブ110NWJCコンプリートで九州へ その2

三日目 高千穂〜阿蘇〜徳山

早朝から雨が降り始めて九州を離れるまで殆んど止むことは無かった。昨夜 夜神楽を拝観した高千穂神社へ参拝した後、天の岩戸神社へ向かう。

高千穂神社

雨脚はかなり強くなって、天の岩戸神社へ向かう道から眺める田園風景もかすんでいる。後方を走るY・110さんは、フル積載のコンプリートでは初の雨天走行だから慎重に走らせてウェット路面の感触を確かめているようだ。

高千穂田園風景

R325から高森を目指すが、雨脚も強く阿蘇の山々は雨に煙って何も見えないのでは、と思いながらトンネルを抜けると、運よく雨は一時的にあがって山々がくっきりと姿をみせていた。

阿蘇1

阿蘇の山々を眺めながら肥後一ノ宮の阿蘇神社をめざす道すがら雨脚は更に強くなってきた。阿蘇神社は昨年の地震で楼門や拝殿などが倒壊する大きな被害を受けている。

阿蘇3 阿蘇5

楼門は白いシートで覆われて復旧の準備が進んでいた。熊本地震による被災から蘇り、平穏な日々が一日も早く訪れることを祈念して、関門トンネルを抜けて山口県へ入る予定で再び雨の中へ走り出した。

阿蘇神社

城山展望所から阿蘇が一望できればと思ったが、山々はガスに覆われて観ることは出来なかったが、次回のお楽しみということで、県道11(やまなみ)から湯布院へ向かう。

城山展望所1 城山展望所2

雨と風ではのんびりと景色を楽しむことも出来ず、悪条件の中をひたすら移動するだけでは面白みも無く残念。道の駅で休憩しながら、竹田津港からフェリーで徳山を目指すことに予定変更。

牧ノ戸峠2

益々雨脚と風が強くなって、カブ110NWJCコンプリートは暴風雨にあおられながら進んでいく。

やまなみ2

横風を受けると車線からはみ出すこともあり、後ろに続くY・110さんも悪戦苦闘しているのがミラー越しにみえる。

やまなみ1

竹田津港からのフェリーは19:00発だから時間には余裕があり、Y・110さんの要望で宇佐神宮へ参拝。

宇佐神宮1

宇佐神宮の雨でぬれた階段は滑りやすく、注意しながら歩いているつもりだったが下りの階段ではついに足を滑らせて転倒してしまった。

宇佐神宮2

バイクでの転倒なら納得できるのだが、地面に足をつけての転倒は情けない・・・。と思ったが、アメと宇佐のツチにふれ、すべての災禍を祓い落とすことが出来たから、後半も安全運転で楽しめると確信する。

竹田津港

宇佐神宮の参拝を終えて国東半島の竹田津港へ向かう。乗船まで暫らく時間があった竹田津港でも強い雨脚は衰えることは無かったが、徳山港へ入港する頃には雨も小降りになっていた。

徳山港

四日目 徳山〜蒜山高原

昨日の九州は暴風雨のところも有り、一日中雨と風に悪戦苦闘しながら走り続けたY・110さんは、かなりハードだったのではないかと思っていたが、疲れた様子がまったくないから一安心である。

今日は蒜山高原でバイク屋のオヤジRBRの乳深さんと合流してキャンプの予定。Y・110さんは今日もやる気満々で、フル積載のカブ110との一体感も深まり「曇り空でも雨や風でなければ今日も楽しみです」と、カブ110NWJCコンプリートでの旅にご満悦のよう。

水鏡

ビッグバイクにフル積載では道幅も狭く対向車に出会うことを考えると躊躇するような処も通ってみたいとのことで、数年前にカブ110NWJCコンプリートの実力テストで列島縦断した時のルートの一部を案内して蒜山を目指して走り始めた。

R433

目的地への移動だけが目的であれば単調な高速道などを利用すればビッグバイクが楽な場合もあるが、道すがら自由気ままに楽しむことが目的であれば、カブ110NWJCコンプリートのように軽量コンパクトな車両へダウンサイジングすれば気負うことなく楽しめる事をY・110さんも実感しているようである。

この季節の田園風景は美しく、水鏡となった水田に映りこむ景色を楽しみ石垣の棚田に水が入ったのどかな田園風景に何度も立ち止まる。

棚田1

景色を眺めて停車したいところが急斜面でも、気軽に立ち止まることができるのは軽量コンパクトなカブ110ならではの使い勝手の良さだから自由気ままな旅には最適である。

急斜面

庄原の田園風景を眺め心地よく走り続けていると、雲行きが怪しくなり突然大粒の雨、JR比婆山の無人駅で雨宿りしながらレインウエアーを着込む。空模様も怪しく雨脚が強くなっている。

雨宿り

蒜山でRBRの乳深さんと合流、雨がやむ気配はないからキャンプは中止とした。乳深さんは、疲れた様子もなく普段と変わらないY・110さんを不思議そうに見ながらカブ110NWJCコンプリートを駆ってのロングツーリングについて色々訊ねられていた。

女性ライダーがビッグバイク並みにフル積載した小排気量のカブで、時には500Kmもの距離を悠々と楽しめることへの驚きと、カブ110NWJCコンプリートを駆っての旅であれば、誰でもが気負うことなくロングツーリングを楽しめることを認識されたようだ。

バイク屋のバイク乗りとして自らの実体験がないと判らないことが多く、スクランブラーでは馴染みの蒜山もカブ110NWJCコンプリートで走るとチョイ乗りでは解らないことなど意外なことも多々あり、あらゆることが新鮮で楽しいとのこと。

県境日南

ビッグバイクでは持て余すことが多く、気負うことなく自由気ままに使いこなせないから単調な使い方になるが、扱える車格で使いこなせる排気量のカブ110は誰でも楽しめる。しかし、すべてを絞り出すような使いかたや乗りかたでは面白みに欠けるから、悠々とした心持ちがカブ110NWJCコンプリートでのバイクライフを面白く楽しくする要点である。

田園風景1

明日は、カブ110NWJCコンプリートならではの面白さや楽しさ引き出すツーリングスタイルを伝えることが出来れば、自らの実体験に基づいてバイク屋RBRのオヤジとして新たなバイクライフを提案できるだろう。

五日目 蒜山〜岐阜へ

県境R482

蒜山を出発して国道と県道を走りつないで鳥取若桜へ向かう。若桜からはのどかな田園風景を楽しめるルートを走り、SL230を走らせた時は積雪のため通行止めだったところの手前で小休止してR9へ。

定番ルート1 定番ルート2

R9を走るのは大嫌いだったRBRの乳深さんだが、悠々と走るカブ110NWJCコンプリートのリズムを会得されたようで、今までに無い面白さと云うか初めての感覚で楽しめたとのことで大満足のよう。

兵庫から京都へ入り少し遅めのお昼。道をはずれた空き地でキャンプの食材を使って簡単なスパゲティーを作ってランチタイムを楽しむ。

峠道

乳深さんは少し驚かれていたようだが、カブ110NWJCコンプリートならではのゆるやかな時間を楽しむ心持ちが、バイクライフを更に面白く楽しくすることを実感されたようだ。

遅めの昼食を終えて再び走り始め、小浜を過ぎて熊川宿へ到着。RBRの乳深さんには瞬く間に到着したかのようで「これ、おもろいですわ〜こんなの初めてです〜」とご満悦。

バイク屋RBRのオヤジは、バイクライフを楽しむ一人のライダーとして、乗れば乗るほどにカブ110NWJCコンプリートの面白さと魅力を体感されたのは何よりである。

→RBRの記事 『カブ110NWJCコンプリートで蒜山キャンプツーリング』

熊川宿

熊川宿を後に再び走り始めてR303の三叉路でRBRの乳深さんとお別れして岐阜を目指す。

今回の旅では初の夜間走行となったため、伊吹のふもとで最後の休憩をとり再び走り始める。あとわずかでカブ110NWJCコンプリートの旅が終わる。

あと僅か

ポコポコか悠々なのかY・110さんは相変わらずマイペースで楽しまれているが、ビッグバイク並みのフル積載で暴風雨など様々な条件下を走りカブ110NWJCコンプリートを慣熟され、気負うことなく自由気ままに楽しめる新たなバイクライフが始まったようである。

カブ110NWJCコンプリートを楽しむにはライテクやスペックなどは無縁のこと、速さより心地良さで走り続けて悠々と楽しむ心持が肝要であると、今回のツーリングでも実感した次第である。

全走行距離 1,820Km



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