ツーリングライダーとしてバイクを楽しみ、バイク屋として蓄積した独自のノウハウを活かして、工業製品もしくは物流商品として扱われているバイクを、価値ある「趣味の道具」として楽しむために、ノースウイングJCというバイク屋の拘りと独りのツーリングライダーの目線から感じたことや思うことを綴ります。

CBR250Rの潜在能力を遠乗りで試す -その1 出発編-

今月の中頃、スタッフのヒロ君とCBR250Rに乗って早朝ツーリングに出掛けた。早朝ツーリングでCBR250Rを楽しむ内にこのバイクでもっと長距離を楽しんでみたいと思う程に潜在能力の高さを感じた。そして、BIGバイクのほうが、長距離は楽だという一般的な先入観を実走行の中で比較して確かめてみたいとも思った。
早々にしばらくご無沙汰の北海道へツーリングを計画した。



9月25日 未明より新潟港を目指す

新潟AM10:30発小樽行のフェリーに乗るべく未明に岐阜を発った。新潟までの500?弱は東海北陸道と北陸道を走り繋いで高速走行での感じも試してみたかった。

AM1:30にNWJC南店に行くとなんと明とヒロ君が店にいた。CB400SBとトライアンフ・ストリートトリプル type Rを出して何やら準備をしている。「お前ら、何やってるの?」と、聞いてみるとふたりとも「東海北陸道の荘川ICまで一緒に走る」と言う・・・・。

CBR250Rの後ろを二人がついてくる。ひるがのICに立ち寄った時、二人とも心配そうに「本当に行くんですか?」と言う。BIGで出掛ける時は全く知らん顔の二人が250ccで北海道に行くと言うと、気になる様だ。BIGだと何も思わないが、250ccだと気になるのだろうか?ヒロ君に、「400ccでも同じじゃない?」と話すと、「でも250ccですから・・・」と、言う。



今回の北海道は道内2泊3日で1,700?前後を走る予定なので気になる様だ。十数年前にBMW R1100GSで北海道へは青函フェリーで渡り、道内は2泊で青森・岐阜間の往復路も走って、全行程4,300?程を走ったことがある。北海道へは何度も行っているが、250ccクラスで行くのは今回が初めてで、彼らから見るとCBR250Rのライディングポジションなども含みかなりハードスケジュールの様にみえるようだ。

今回の道内は小樽よりスタートしてゴールは苫小牧とした。日程とフェリーの都合上、函館まで下らない以外は、BMW R1100GSの時とほぼ同じようなルートをCBR250Rでたどる予定だから気にしている様だ。併し、排気量や走行距離の問題では無いと思うし、HONDAの最新技術で創り込まれたCBR250Rはそんなヤワじゃないという予感がしている。

BMW函館港
BMW R1100GSで走った十数年前の北海道


3桁の国道と道道を走り繋ぐルートは信号も少なく、北海道での速度域は本州より若干ハイペースなのでさほど気にもならない。とにかく早朝ツーリングで得た体感フィーリングの良さが楽しいツーリングにしてくれると思う。



深夜の高速道を走る

深夜の東海北陸道を走り始める。ペースは100?/h程度のペースで淡々と走る。ひるがのSAに立ち寄りガソリンを補給する。ヒロ君は「300?は絶対に走るので大丈夫です。」と言うが、北陸道での給油ポイントは有磯海SAまであるし、高速走行時の燃費が判らないので用心の為に給油する。

もうこの季節は冬の寒さと変わらない。外気温度が下がり、荘川ICでヒロ君と明君たちと別れる。荘川ICを過ぎた所で温度計を見ると、ひるがのSA近くでは、4℃から一気に1℃となっている。

気温4度!

意外だったのは手が冷たくなってこない。フェアリング効果なのか手が冷えてこない。速度も100?/h程なのに体感温度はあまり低いとは感じない。

給油ポイントの有磯海SAではまだガスに余裕があったので通過して次の給油ポイントの名立谷浜SAを目指す。SA直前でメーターが点滅を始めた。給油量は10.2Lだったので満タン容量13Lタンクなのでまだ余裕があった。

高速道を走りながらCBR250Rに感じたことは、直進性や安定感にはどっしりとしたミドルクラス並みの車格に感じて、早朝ツーリングの時ワイディングを軽快に走ったライトクラスの車格とは別の車格に思える不思議さを体感した。

長距離であれば或る程、淡々としたペースで走ることが楽に長い距離を走れるポイントでもある。高速道での長距離ランナーは何と言っても大型長距離トラックだ。淡々としたペースで走るが停車の回数は少なく平均速度は意外に高い。

高速道を日本的な常用速度域を逸脱した無謀なハイスピードでカッ飛ぶことは、一時的な快感はあっても継続的に走ることはあまりにも無謀で危険なことだと思う。また疲れも大きく休憩の回数が多くなり、速い様で意外と遅いのが現実だ。新潟までの500?弱をガソリンの給油の為とトイレ休憩1回のみで走ったが、6時間弱で走ることが出来た。

高速道を4輪感覚で走らせるBIGバイクは面白みに欠けるし、高速以外の一般道でも同様に面白みに欠けている。気負いやてらい、スペックにデバイス満載のハイメカやブランドだけでは決してバイクは楽しめない。



新潟港より北海道へ向かう

新潟港に着き乗船手続きを済ませて、乗船を待つ。10台程度のBIGバイクと250ccスクーターとCB223を見かけた。やはりBIGバイクが主流で、ピカピカのCBR250Rだと初心者に見えるのか、BIGバイクのライダーから「ホクレンの地図が便利だ」と親切なアドバイスを頂いたりしながら乗船を待つ。

CBR250Rの潜在能力を遠乗りで試す その2 北海道編へつづく



→CBR250R レビュー&インプレ


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