ツーリングライダーとしてバイクを楽しみ、バイク屋として蓄積した独自のノウハウを活かして、工業製品もしくは物流商品として扱われているバイクを、価値ある「趣味の道具」として楽しむために、ノースウイングJCというバイク屋の拘りと独りのツーリングライダーの目線から感じたことや思うことを綴ります。

GoldWingを楽しむ

バイクライフは緩やかな放物線を描いている

昨年の秋、CBR250で久々に北海道へのツーリングが出来た時、永らく遠ざかっていた小排気量のバイクに乗ることがこんなにも楽しいものかと、HONDAの素晴らしさを改めて実感した。長い間車格のある大型バイクを主として楽しんできたことを振り返って思う事は、移動することのみを目的とするなら大型バイクより軽4輪の方がはるかに便利で快適だと思う。バイクならではの魅力は経験もさることながら体力気力共に充実していればこそ、乗せてもらうのではなく操る事が大いに楽しめた大型車両だったとも思う。

CBR北海道.jpg

四十数年のバイクライフは、原付から始まり、250・450・650・750・・・・・・とパワーとか速さや車格など何か特化したことを求め排気量は大きくなり続けてGoldWing1800に至るまで、ドンドンと大きなバイクを求めて乗り続けてきた感があると思う。

GoldWing1800は、日本の道を知り尽くしたHONDAのフラッグシップで、カタログにも謳われているがスーパー・グランド・ツーリングで在り、クルーザーなどでは決してない事は暫くの間乗ってみて実感できた。

亦、排気量や速さなどではGoldWingを凌ぐバイクは沢山あるが、日本の道路環境の中で必要以上のパワーや速さがあっても日本の高速道も含み一般公道での常用速度域+αではストレスを感じてしまうバイクも多く、決して心地好く楽しめるとは思えない事も経験上よく判っている。

GoldWing1800は、ごく低速域での安定感も抜群でストレスも無く、フラット6の静粛さは早春の田園風景の中や紅葉の季節等日本の道にとても似合うと思うが、気負いや衒い(てらい)では決して楽しめないバイクであると思う。

林道ツーリングでも小排気量から始まり、125・200・250・400・650・750・800・1100と大きくなり続けてきた。トライアンフ タイガー800やBMW1100GS等を駆って林道を走る事も出来るが、最近ではトライアンフ スクランブラーでポコポコと林道を走ることの方が楽しいと思う。勿論GasGasパンペーラやXR230で、歩くような速度で林道や獣道をブラブラと乗ることもバイクとの一体感があって楽しい。
R80GS.JPG

小排気量から大型へとステップアップして行き、車格に排気量やブランドなど、憧れや目標とする大型を頂点とする達成感を求めてのバイクライフもあると思うが、気負いや衒いが無ければ自分なりに頂点とするところから緩やかに下りながら、中間排気量の600クラスや250でも125でもバイクに乗ることはとても楽しいことであり、年齢相応の楽しみ方を見つけて新たなバイクライフを大いに楽しめると思う。

GoldWing1800適齢期

記紀に沿って神話や風土記の伝承地や遺跡と南北朝時代の色々な処を色々なバイクで訪ねる事を継続して楽しんでいるが、貧乏暇なしで時間の都合もあり、訪ねたいところを数ヶ所選び出しそれらのポイントを大雑把に走り繋ぐツーリングを楽しんでいる。

4年前GoldWing1800を楽しんでいた頃、九州の八代と菊池を訪ねた。目的は、『建武中興十五社会』が平成四年に結成され、十五社会からの出版物で十五神社遥拝案内記に沿って後醍醐天皇を御祭神とする吉野神宮をはじめとして親王や忠臣義士が南は九州の八代と菊池から北は東北まで十五の神社に祀られている。十五社のうち東北と関東方面は全てトライアンフ スクランブラーで訪ね、GoldWing1800では、八代と菊池の九州・二社を訪ねた。

宮崎フェリー.jpg

行きは大阪南港より宮崎までフェリーを使い八代から菊池、菊池渓谷を抜けて、帰路は夕方に国東半島の竹田津港からフェリーで徳山へ渡り翌日は、徳山より田布施の岩城山を訪ねた。

岩城山は、白村江の戦に敗れた後に築かれた朝鮮式山城という説もあるが、古代の祭祀場として古神道の聖域でもあり、数多くのお社が立ち並んでいる神域でもある。

中国山地を超えて、伯耆では後醍醐天皇が隠岐島より奉還されたとき腰掛けられたという岩や、出迎えた忠臣『名和長年公』を祀る十五社会の名和神社を訪ねた。名和神社から岐阜までは3ケタ国道と県道を走りつなぎノンビリと岐阜へ向かった。狭い峠越えでは対向車が来ると大柄なGoldWingではヒヤリとすることも度々あったが、低速域でも抜群の安定感で何事も無かったようにユッタリと通り抜けながらGoldWing1800を楽しんできた。

名和神社.jpg 腰掛岩.jpg

過去大型バイクでのツーリングスタイルは、岐阜から北海道へも津軽海峡のみフェリーで渡り、時間に追い立てられながら一気に走ったり、GoldWing1500では北海道ツーリングをした時、北見付近から津別付近の林道を抜けてみたり、BMW K1200LTで深いジャリ道を延々と走ったりしても何ら違和感を持つことも無く、色々な楽しみ方で大いに楽しんできた。GoldWing1500やワルキューレ等は、大きいことは良いことだ!のノリで各部を色々と見直して大柄な車格に見合ったトータルバランスを最優先してベストコンディションに仕上げて楽しんできた。勿論楽しんだことによりGoldWingに関する多くのノウハウを蓄積することが出来た。但し電飾に関しては全く無知と言ったレベルでもある。

GoldWing1800は、1500と比べて車両重量は僅かに増えたが、フレームの剛性も大幅にUPしてリアのトップケースあたりまで一体感があり、リアサスはモノサスとなり安定感も格段に向上して、ブレーキ性能も違和感のないABSデュアル・コンバインドブレーキシステムを装備して、シートヒーターまで標準装備の至れり尽くせりに加えて軽快に楽しめる素晴らしいバイクとなり、GoldWing1500とは比較にならない程に進化している事は乗れば誰にでもわかる。BMW K1200LTを扱いやすく仕上げた頃から車格の大きいバイクを走らせる度にどことなく違和感のようなものを覚えはじめたように思う。

どこかに違和感があった事を思い返してみると、定かではないが十数年前よりボンネビルT100に乗り出したころからバイクでの楽しみ方が大きく変わり始めた秋だったのではなかったかと思う。

年齢的な事も影響していると思うが、快適さや速さより日本の道を日本的な常用速度域+αの中で操ることに加えて心地よさを強く求めるようになったのでは・・・と思う。トライアンフ スクランブラーやBMWR100RSの心地よさはまさに常用速度域+αで、速さより心地好さを体感させてくれるお気に入りのバイクでもある。

BMW OHV.JPG

日本の道を知り尽くしたGoldWing1800を楽しむための適齢期は、オン・オフ共に楽しんである程度経験をもって、40歳くらいからじっくりと10年20年と時間をかけて付き合えば緩やかな放物線を描きながら素敵なバイクライフを楽しめると思うし、信頼性や耐久性の高さなどHONDA Madeの品質の高さも味わえると思う。

日本の道路環境の中で余裕をもって緩やかに楽しめるGoldWingの魅力を一度は経験することをお勧めしたい。亦、北店の細川君が40歳を境にライダーの目線とメカニックの経験を併せて、この春よりGoldWing1800を継続的に楽しむことを自らのコラム(ヒロのバイクライフ)で紹介していくことと思う。

→ヒロのバイクライフはこちら

→NWJC公式サイト『GL1800 ゴールドウィング レビュー』


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