ツーリングライダーとしてバイクを楽しみ、バイク屋として蓄積した独自のノウハウを活かして、工業製品もしくは物流商品として扱われているバイクを、価値ある「趣味の道具」として楽しむために、ノースウイングJCというバイク屋の拘りと独りのツーリングライダーの目線から感じたことや思うことを綴ります。

トライアンフ タイガーエクスプローラーで北海道へ 〜それぞれのスタイルで北海道を楽しむ その2

昨年とほぼ同じルートでエクスプローラーをチェック!!


今回も昨年同様に三桁国道と道道で交通量も少なく、走り続ける事ができるルートでタイガーエクスプローラーをタンデムで走らせて各部をチェックしながら楽しんできた。


☆エンジンコンディション


エンジンコンディションを整えて各部を見直したエクスプローラーであれば2000rpm付近から太いトルクをフラットに発生させるエンジン特性を体感できるが、工場出荷状態のエクスプローラーでは、3500から4500rpm付近よりトルクが湧き上がってくるような感じとなり随分と違ったエンジン特性に感じられる。


メーカー出荷状態でコンディションを整えるまでは、タンデムしての登り坂で40km以下の速度を6速で維持することは、息つき失速状態でギクシャクと不安定になり半クラッチかシフトダウンを求められる状態だった。


知床半島の羅臼から知床峠へ向かう登り坂では6速でエンジン回転は1200から1400rpm付近で速度は40Km以下となる状態で、ゆるいコーナーへ侵入したが無理なく安定していて、アクセルを開けると滑らかに回転が上がり始めて、2000rpmあたりから力強いトルク感が出始めてギクシャク感も無くスルスルと滑らかに加速して行く。これがエクスプローラーの実力でありトリプルエンジンの特性と魅力の一つだと思う。



エンジンコディション1.jpg エンジンコディション2.jpg


タイガー800の場合でもエンジンコンディションが整っていないと、エクスプローラーに比べて排気量が小さい分だけ高回転型のエンジン特性に感じられるが、エンジンコンディションを整えたタイガー800とエクスプローラーは共によく似たエンジン特性で、極低速からでも力強く安定感がありツーリングを楽しませてくれる。


☆ポジション


大柄な車体のわりに足つきも良く、ハンドルポジションはライザーで20mmほどUPしただけで、ハンドル・シート・ステップ位置のバランスは、タイガー800よりコンパクトに感じるほどシックリとくる。単調な直線道路やワインディングでも軽快で、パッセンジャーもバックレストのおかげで快適なタンデムツーリングを楽しめた。


パッセンジャー01.jpg


☆シャフト駆動のファイナルレシオ


シャフト駆動の場合、調整や給油などのメンテナンスが不要な利点もあるが、ファイナルレシオをチェーン駆動のようにスプロケット1枚で手軽に変更できる容易さは無いので、ファイナルレシオが最適であることが、日本の道を心地よく楽しむうえで重要な事だと思う。


宗谷から猿払.jpg


エクスプローラーの場合エンジンコンディションを整えれば、全域で扱いやすいエンジン特性を発揮してファイナルレシオは、高速道から一般道に至るまで日本の道でも最適であると実感した。


☆ミッションレシオ


PL500とEPLオイルの効果が出始めてシフトタッチは全く別物となり、ミッションはどのギアーでも楽しめる設定で、エンジンを回して楽しむのか、トリプルエンジンの特性を活かしてトルクで走るのか、楽しみ方はお好み次第で自由自在だ。


☆軽快にコーナーリングを楽しめる足回り


路面の荒れたワインディングではサスがしなやかに作動して、トリプルエンジンとのコンビネーションは、タンデムでも軽快なコーナーリングを楽しませてくれたが、初期メンテナンスの効果が大きく影響している。


☆防風効果の高いスクリーン


雨の中でもヘルメットのシールドを上げて走る事が出来るほど、スクリーンの防風効果の高さを実感できたが、タイガー955iが発売されて間もないころ、北海道を走った時もOPのハイ・スクリーンで同じことを感じたことを思い出した。


パッセンジャー02.jpg
知床を目指して01.jpg


☆フォグランプのイエローバルブは効果絶大


雨が降ってきた上に予定のルートが通行止めの為遅れが出始め、深い霧の中を走る事となったが、イエローバルブに変更したフォグランプが威力を発揮して視界の悪さによる疲れを軽減できて、夜間走行も楽しめた。



美幌峠にて.jpg



☆フレーム剛性の高さを実感


社外品のパニアケースは70Lの容量に工具からコッヘルセットに、その他荷物を満載して、テールバックには二人分のレインウエアーや気候に合わせての装備を積み込んで、タンデムでの使用だったが、後方の重さやシートレールのよれを感じることも無く、狭い九十九折れの峠道や高速コーナーでもかなりのハイペースで走り周ったが、ソロに近い感覚で楽しめた。


☆クルーズコントロール


HondaのGoldWingには古くから装備されていて、個人的には好みではなく使った記憶も無いくらいだが、新潟までの北陸道で使った感想は、操作が簡単で単調な高速道路では威力があると思うが・・・。


☆燃費


320km走って16L・300kmで15Lという給油状態だったので20km/L前後というところだが、燃費はすこしずつ良くなっているように思える。10,000kmくらい走ればエンジンのアタリも出て安定した燃費になると思う。



トラクターコレクション2.jpg


☆総評


大柄な車体を持つエクスプローラーをタンデムで走らせて、エンジンコンディションは総てに影響を与えるため何よりも最優先事項であり、実体験も無いままに「こんなもの」では心地よく楽しめないことを今回も確認できた。


メーカー出荷状態の工業製品からノースウイングJC独自のメンテナンスをエンジンから各部に至るまで施したタイガーエクスプローラーは、エンジン・フレーム・足回りなど、トータルバランスも高く満足の出来る仕上がりである。


特にエンジンフィーリングと足回りのしなやかさに加えて、試作したバックレストのおかげでタンデムでもストレスを感じることも無く軽快に楽しめた。日本の道を心地よく楽しめる大型デュアルパーパスであり、個人的には好みのツアラーに仕上がり始めたと思う。





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