ツーリングライダーとしてバイクを楽しみ、バイク屋として蓄積した独自のノウハウを活かして、工業製品もしくは物流商品として扱われているバイクを、価値ある「趣味の道具」として楽しむために、ノースウイングJCというバイク屋の拘りと独りのツーリングライダーの目線から感じたことや思うことを綴ります。

NC700X NWJCコンプリートで東北ツーリング その1

6月は空梅雨のため意外とツーリングを楽しめた。エクスプローラーを駆って十数年ぶりにタンデムにてキャンプツーリングを楽しんだり、カブ110NWJCコンプリートで瀬戸内海の小島へキャンプツーリングに出掛けたりと、相変わらずツーリング三昧の日々を過ごしている。


カブしまなみ海道.jpg


→トライアンフ スクランブラーの備忘録『スーパーカブ110プロNWJCコンプリートで1府6県を走る』 (ツーリング仲間のブログ)


7月は十和田湖にある十和田神社で行われる恒例の古神道の神事に参列するため、東北ツーリングに出掛けた。



十和田湖.jpg


バイク屋自らツーリングライダーとして


バイク屋が、ツーリングライダーとしてメカニックとして実体験をベースに蓄積したノウハウは、素適なバイクライフを提案するために不可欠であると考えている。また、ほとんど実体験の無い情報は話のネタにはなるが、活用することが出来ない。それが、バイク屋と販売実績を求める台数至上主義である物流業者との違いである。


毎年恒例の東北ツーリングは、バイク屋自ら一人のツーリングライダーとして排気量や車格に拘ることなく、より遠くへさらに遠くへ速さより心地良さで走り続けて旅を楽しむ為に、NWJC独自のメンテナンスやモディファイを加えたNWJCコダワリの車両をチェックすることを目的としている。



ボンネビル環状列石.jpg


昨年は、ベストコンディションに整えたボンネビルT100を駆って、走り続けることの楽しさを満喫できた。勿論各部に手を加えているが、モダンクラシックらしく外観は何ら変わり映えしない。T100とスクランブラーは年々進化してノーマルでは決して味わえない心地よさと面白みを増している。


一昨年はタイガー800を駆ってツーリングを楽しむ事が出来た。ストリートトリプルRのパワフルでシャープな走りに拘ってツーリングを楽しんでいるスタッフの明君が、ロングツーリングとなるとやはり速さより心地良さで走り続ける楽しさという大らかさがタイガー800の魅力だと気づいたようで、一緒に出掛けるツーリングではタイガー800を色々と試しながら、独自の観点を活かしてタイガー800を更に楽しめるバイクへと準備を進めているようだ。



エクスプローラーキャンプ.jpg


→明のバイクライフ 『NO.13 タイガー800とエクスプローラーでキャンプツーリング』


毎年東北ツーリングでは何日か悪天候のなかを走ることになり、昨年はボンネビルT100で、秋田北部で集中豪雨に遭い、一昨年は、台風のあとのフェーン現象によりヘルメットを素手で触れない猛暑の中、タイガー800を走らせた。バイクには猛暑が一番過酷であるが、快適装備?満載のツアラーでも条件は同じだ。


タイガー800 環状列石.jpg


今年の十和田湖ルートは昨年と同じように内陸を走るつもりだったが、雨が激しく降る予報も出ていたので日本海側を北上することにした。山形県南部が集中豪雨で大きな被害がでたが、同じころ前が見えない程のドシャ降りの雨に見舞われながら山形県鶴岡まで無事に到着することが出来た。やはり今年も悪天候の中を走る事になり、キャンプは中止としたが、ツーリングは色々な出来事に出会いながらだから面白い。


NC700Xの積載力をUPして安定性・操縦性をチェックする


バイクの積載性は決して良いとは云えないが、車格に見合った積載力と安定性は、より遠くへさらに遠くへ速さより心地良さで走る続けるツアラーとしての必須要件であると考えている。



3月には、純正のパニアケースから使い勝手の良いパニアケースに変更して九州ツーリングを楽しんできたが、今回は、パニアケースの容量を31L×2=62L(全幅86cm)から38L×2=76L(全幅94cm)へとUPしてキャンプ道具など色々と積み込みリアシートにも荷物を積み込んで積載力とそれに伴う安定性や操縦性をチェックすることを目的として恒例の東北ツーリングに出掛けた。


ツラーテックパニア仕様.jpg 純正パニ仕様.jpg(【左】ツラーテック仕様 【右】純正パニア仕様)


今回パニアケースの容量をUPしたのは、HONDA推奨のパニアケース30L×2=60L(全幅約95cm)と同等の幅であれば38L×2=76L(全幅約94cm)を装着することが可能となり、実に16Lの容量UPが可能となる。旅を楽しむのであれば積載力は高いほど何かと便利である。


NC700パニア比較.jpg(【左】ツラーテック仕様 【右】HONDA推奨のパニアケース)


ドシャ降りの雨の中から、高速道、ワインディングまでガンガン走って安定性と操縦性をチェックしたが何ら問題に思うことは見当たらなかった。フロントスプリングをWPプロトタイプに変更してある効果もありSTDのNC700Xとは全く別物の乗り味となり軽快そのもので、NC700X NWJCコンプリートを楽しむ事が出来た。



悪天候.jpg


僅かに限られた時間だからこそ心地よく走り続けて楽しむ為にコンディションを整えることは云うまでも無く、積載時のバランスも考慮して楽しみたいものだ。


ソロで走るのであれば、トップケースを装着するよりリアシートを有効に使えば積載量が多くても安定感があり、車体のバランスを崩すこともなく、走り続ける楽しさも損なうことも無く軽快に走る事出来る。荷物はできるだけ低く前に積むのが軽快に走るポイントである。



GL1800 01.jpg GL1800 02.jpg


GL1800 はサイドパニアにトップケースと総容量142 Lの大容量が標準装備されているが、低い位置にあるマフラーのすぐ上にサイドパニアがあり、トップケースもよく見るとサイドパニアの上に乗っかるほど前にある。だからあんなに重く大きい車体に荷物を積み込み更にタンデムでも軽快に走る事が出来るバランスの良さがある。

標準装備か純正オプション以外の後付けトップケースの場合、取り付け位置や容量によってはとてもバランスが悪くなり、乗り難くなる場合もあり、ツーリングを楽しめなくなるから要注意だ。


NC700Xのヘッドライト調整は手間がかかる


積載量が増える事により、ヘッドライトが随分と上向きになりロービームでもハイビームより上を照らしてしまう。NC700Xの場合ライト調整に手間がかかるのが難点である。

トライアンフ タイガー800やエクスプローラーは積載時やタンデムの場合予め調整を施して使用条件によりワンタッチで光軸をLo/Hiと変更できる機能がヘッドライトの後ろに標準装備されている。


ライト調整.jpg


HONDAのフラッグシップモデルGL1800ともなると、積載時やタンデムなど状態に合わせて、右側にあるフロントパネルにあるスイッチ一つで簡単にライトの光軸を無段階に微調整できる機能が標準装備されている。


NC700Xの場合、廉価であるから手間をかけての調整は仕方ないのかも・・・。併し、ヘッドライトの調整機構以外は不必要と思われる過剰な装備や型にはまったスタイルに甘んじることなく、廉価であることは好みのツアラー仕様に仕上げるベース車両としての魅力がある。


リアーサスのプリロードも簡単に調整できる車種が多いが、NC700Xの場合リアーサスの調整はスプリングのプリロード調整も不要となっている。併し、荷物を積載してタンデムとなれば明らかに後ろ下がりとなるが違和感は無い。HONDAが調整不要というだけに、安定感を失ったり操縦性が悪くなったり、悪路で底突きするという問題は全く無かったが、悪く言えば「曖昧」、良く言えば「万能」と云える。


スクランブラーが進化するとNC700X?


トライアンフスクランブラーとNC700Xは同じ270度クランクを持ち、コンディションの整ったエンジンフィーリングは同じような鼓動感で飽きる事なく心地良く走り続ける事が楽しめる。

NC700Xはスクランブラー900と似たエンジンフィーリングだが、モノサスの足回りや積載性なども含み乗り味はより洗練され、軽快感や安定感は比べるまでも無い。スクランブラーが更に進化するとこんな乗り味では・・と思う。


速さより心地良さ03.jpg


飽きる事のない心地よい鼓動感を楽しみながら手軽に何ら気負うことなく、より遠くへさらに遠くへ速さより心地良さで走り続けて旅を楽しむのであればNC700Xがお勧め。


スクランブラー.jpg


じっくりと時間をかけてバイクとの距離を縮め相性を確かめながら進化させて、より遠くへさらに遠くへ速さより心地良さで走り続けて旅を楽しむのであれば、スクランブラーの乗り味は飽きる事が無い。


→NC700X NWJCコンプリートで東北ツーリング その2



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