ツーリングライダーとしてバイクを楽しみ、バイク屋として蓄積した独自のノウハウを活かして、工業製品もしくは物流商品として扱われているバイクを、価値ある「趣味の道具」として楽しむために、ノースウイングJCというバイク屋の拘りと独りのツーリングライダーの目線から感じたことや思うことを綴ります。

CBR250Rで長距離ツーリングを楽しむ 九州編 その1

CBR250Rの問題点を対策

昨年の秋、CBR250Rで久々の北海道ツーリングへ出かけた時、長距離ツーリングが楽しめる実力を持ったバイクであることを実感したが、小さなリアシートへ荷物の積載が上手くできない事が発端で、北海道を走りながら考えを巡らせた結果、スポーツモデルの場合タンデムを前提にバイクを選ぶライダーはとても少ないのではないかと思った。

或いは、お気に入りのバイクだが年に一度か二度の長距離ツーリングでは荷物を積載することが苦手な車両だと心地よく楽しめないが、荷物をしっかりと固定できてツーリングを楽しむための装備が整っていればワインディングも心地よく、爽快な気分で長距離ツーリングを楽しめると、CBR250Rで北海道のワインディングを走りながら考えていた。

色々と思いを巡らせて、CBR250Rで日本の道を心地よく、長距離ツーリングも楽しめるよう、CBR250Rの問題点を検討し、見直してライダーの目線とメカニックの感性を活かして、ノースウイングJCオリジナルのCBR250Rツーリング仕様が出来上がった。



GoldWingを楽しむ

バイクライフは緩やかな放物線を描いている

昨年の秋、CBR250で久々に北海道へのツーリングが出来た時、永らく遠ざかっていた小排気量のバイクに乗ることがこんなにも楽しいものかと、HONDAの素晴らしさを改めて実感した。長い間車格のある大型バイクを主として楽しんできたことを振り返って思う事は、移動することのみを目的とするなら大型バイクより軽4輪の方がはるかに便利で快適だと思う。バイクならではの魅力は経験もさることながら体力気力共に充実していればこそ、乗せてもらうのではなく操る事が大いに楽しめた大型車両だったとも思う。

CBR北海道.jpg

四十数年のバイクライフは、原付から始まり、250・450・650・750・・・・・・とパワーとか速さや車格など何か特化したことを求め排気量は大きくなり続けてGoldWing1800に至るまで、ドンドンと大きなバイクを求めて乗り続けてきた感があると思う。

GoldWing1800は、日本の道を知り尽くしたHONDAのフラッグシップで、カタログにも謳われているがスーパー・グランド・ツーリングで在り、クルーザーなどでは決してない事は暫くの間乗ってみて実感できた。

亦、排気量や速さなどではGoldWingを凌ぐバイクは沢山あるが、日本の道路環境の中で必要以上のパワーや速さがあっても日本の高速道も含み一般公道での常用速度域+αではストレスを感じてしまうバイクも多く、決して心地好く楽しめるとは思えない事も経験上よく判っている。

GoldWing1800は、ごく低速域での安定感も抜群でストレスも無く、フラット6の静粛さは早春の田園風景の中や紅葉の季節等日本の道にとても似合うと思うが、気負いや衒い(てらい)では決して楽しめないバイクであると思う。

林道ツーリングでも小排気量から始まり、125・200・250・400・650・750・800・1100と大きくなり続けてきた。トライアンフ タイガー800やBMW1100GS等を駆って林道を走る事も出来るが、最近ではトライアンフ スクランブラーでポコポコと林道を走ることの方が楽しいと思う。勿論GasGasパンペーラやXR230で、歩くような速度で林道や獣道をブラブラと乗ることもバイクとの一体感があって楽しい。
R80GS.JPG

小排気量から大型へとステップアップして行き、車格に排気量やブランドなど、憧れや目標とする大型を頂点とする達成感を求めてのバイクライフもあると思うが、気負いや衒いが無ければ自分なりに頂点とするところから緩やかに下りながら、中間排気量の600クラスや250でも125でもバイクに乗ることはとても楽しいことであり、年齢相応の楽しみ方を見つけて新たなバイクライフを大いに楽しめると思う。


CBR250Rの潜在能力を遠乗りで試す -その3 帰省編・総括-

道内ではマイナーなルートを選んで走るので、人と会うことも無い。サロマ湖では少しダートを入った所のアッケシソウ群生地に立寄ってみた。穴ぼこのたくさんあるフラットダートだったが、何の苦も無くサスがしなやかにイナシている。シングルエンジンの心地好さをここでも実感する。

サロマ湖.jpg ダート.jpg


CBR250Rの潜在能力を遠乗りで試す -その2 北海道編-

9月26日 小樽より稚内を目指す

AM4:30に小樽港に入港。

小樽入港


下船して小樽運河にて写真を撮り、市街地は高速で一気に駆け抜けて夕張ICより国道を走り始める。

小樽運河 十数年前に撮ったBMWと小樽運河
(右は十数年前のときの風景)


しばらく来ないうちに道路が随分と変わっていた。占冠で給油をして走り始める。

占冠CBR.jpg BM占冠.jpg
(右は十数年前のときの風景)

富良野の千望峠を経由し、美瑛を通り、当麻、愛別を経由して岩尾内ダムへ出る。道道101号に入り、ワイディングを楽しむ。走っているのは、CBR250Rただ1台。時々対向車と出会う位でまるで貸切道路の様だ。このルートは、路面の凹凸が激しく以前と何も変わっていない。でも信号は少なく、CBR250Rの鼓動感を楽しみながら快走する。実に心地好い!
シングルエンジンを搭載したCBR250Rは、ツアラーとしても充分に通用すると確信した。

CBR250と岩尾内ダム BMWと岩尾内ダム
岩尾内ダムにて(右は十数年前の同じ場所の風景)



富良野01 富良野02
富良野千望峠より


美瑛01 美瑛02
美瑛の丘にて




CBR250Rの潜在能力を遠乗りで試す -その1 出発編-

今月の中頃、スタッフのヒロ君とCBR250Rに乗って早朝ツーリングに出掛けた。早朝ツーリングでCBR250Rを楽しむ内にこのバイクでもっと長距離を楽しんでみたいと思う程に潜在能力の高さを感じた。そして、BIGバイクのほうが、長距離は楽だという一般的な先入観を実走行の中で比較して確かめてみたいとも思った。
早々にしばらくご無沙汰の北海道へツーリングを計画した。



9月25日 未明より新潟港を目指す

新潟AM10:30発小樽行のフェリーに乗るべく未明に岐阜を発った。新潟までの500?弱は東海北陸道と北陸道を走り繋いで高速走行での感じも試してみたかった。

AM1:30にNWJC南店に行くとなんと明とヒロ君が店にいた。CB400SBとトライアンフ・ストリートトリプル type Rを出して何やら準備をしている。「お前ら、何やってるの?」と、聞いてみるとふたりとも「東海北陸道の荘川ICまで一緒に走る」と言う・・・・。

CBR250Rの後ろを二人がついてくる。ひるがのICに立ち寄った時、二人とも心配そうに「本当に行くんですか?」と言う。BIGで出掛ける時は全く知らん顔の二人が250ccで北海道に行くと言うと、気になる様だ。BIGだと何も思わないが、250ccだと気になるのだろうか?ヒロ君に、「400ccでも同じじゃない?」と話すと、「でも250ccですから・・・」と、言う。



今回の北海道は道内2泊3日で1,700?前後を走る予定なので気になる様だ。十数年前にBMW R1100GSで北海道へは青函フェリーで渡り、道内は2泊で青森・岐阜間の往復路も走って、全行程4,300?程を走ったことがある。北海道へは何度も行っているが、250ccクラスで行くのは今回が初めてで、彼らから見るとCBR250Rのライディングポジションなども含みかなりハードスケジュールの様にみえるようだ。

今回の道内は小樽よりスタートしてゴールは苫小牧とした。日程とフェリーの都合上、函館まで下らない以外は、BMW R1100GSの時とほぼ同じようなルートをCBR250Rでたどる予定だから気にしている様だ。併し、排気量や走行距離の問題では無いと思うし、HONDAの最新技術で創り込まれたCBR250Rはそんなヤワじゃないという予感がしている。

BMW函館港
BMW R1100GSで走った十数年前の北海道


3桁の国道と道道を走り繋ぐルートは信号も少なく、北海道での速度域は本州より若干ハイペースなのでさほど気にもならない。とにかく早朝ツーリングで得た体感フィーリングの良さが楽しいツーリングにしてくれると思う。





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