ツーリングライダーとしてバイクを楽しみ、バイク屋として蓄積した独自のノウハウを活かして、工業製品もしくは物流商品として扱われているバイクを、価値ある「趣味の道具」として楽しむために、ノースウイングJCというバイク屋の拘りと独りのツーリングライダーの目線から感じたことや思うことを綴ります。

お箸とライディング

日本人の食生活で必需品であるお箸は、一番身近な道具の一つです。使い慣れた道具は、自分の体の延長となり微妙な感覚を伝えるセンサーとなりますが、初めてお箸を手にする子供たちは上手く操る事が出来ず悪戦苦闘を繰り返し、挟む、混ぜる、切る、刺す事は言葉や文字では伝えにくい。感覚『コツ』を五官で感じ取り微妙な感覚で滑るモノ固いモノ軟らかいモノ等を箸という道具がセンサーとして機能しはじめ、食事を楽しみながら箸を巧みに操ることを身に着けていく過程は、バイクのライディングととてもよく似ていると思う。


バイクも同様に様々な条件下で使い慣らしながら、自分のための価値ある一台に仕上げるメンテナンス等を施し基本に忠実なライディングを繰り返しながら使い慣れる、状態が変化すればそれまでの体の習慣がずらされることとなり、道具と使う人は不可分の関係であるがバイクに対するこだわりは、自分の身をもって接する道具であるから自分の体の延長となるものでもあるが、初心者の多くの人達は、道具を扱う最低条件の免許証を取得し、バイクという所謂ブランド商品のように、ブランドという標が消費されるようなモノとの関係となる。


雑誌やインターネットなどで得たスペック等の情報が、道具を理解したと錯覚をしているようであるが、お箸のように使い慣れた道具が、微妙な感覚を伝えるセンサーとなるが、判る人は僅かしかいないように思う。


例えば、半クラッチは自動車学校での教習において必要な項目ですが、不安定な状態を補う操作でもあるが、問題は無意識に半クラッチを使ってしまい、エンジンの調子や状態を感じ取ることが出来なくなり当然その車両の特性は分からないということです。
頭では理解していても体がバイクからの情報を感知しなければ、無意識に半クラッチで全てに対応する悪い癖となり、ライディングの面白さである操る歓びは満たされないでしょう。しかし、ゆっくりと歩くような速度で丁寧なアクセル操作を繰り返すことで、無意識に半クラッチという操作は、刷新されます。


ブレーキ操作もアクセル操作と同様に丁寧にユックリと歩くような速度で安定と不安定の境を繰り返すことでブレーキングのテクニックではなく、感覚的にブレーキングの『コツ』が解りはじめる奥深さを体感できる。


初心者向けに様々なライディングスクールが開催されていますが、車輌取り扱い説明会のようなお粗末なものから、かなり高度なものまで様々のようですが。その多くは、型に嵌りマネ方を反復する事が出来ると錯覚して、反復練習の『慣れ』が出来るであり、『練習した事』は出来ると錯覚しているのが実情ではありませんか?


子供の頃の積み木遊びや、ブランコなど安定と不安定の繰り返しが楽しむことそのものです。バイクを操り安定と不安定を繰り返す面白さは、文字や言葉では言い顕せない奥深さがあり、ライディングの操る歓びでもあると考えています。

回想録 BMW R80GSの巻

R80GSはのんびりと林道やワインディングを楽しめるお気に入りの一台だが最初に乗り始めた時は、やっぱり1100の方が良かったかな?と後悔したほど・・・・。エンジンは鈍感で重く走らないし、ブレーキは利かないし・・・。
高速の登りはナナハンにも置いていかれるくらい走らない。ブレーキはONロードでペースがあがると止まらないので1100系と一緒に走ると、あっという間に置いていかれる。標高があがると耕運機みたい。(これはキャブ車の宿命・・・GL1500のように対策しているキャブ車も)でも、テレスコのFフォークはダート走行に於いてはテレレバーを凌ぐ安心感がある。併し勢いだけでは、登り辛いトレッキング的急斜面などの登坂は1100系より遥かに優秀だと思う。おおらかな駆動力がスロットル操作を容易にしてくれる。


回想録 BMW K1200LTの巻き

K1200LTが発売となり1999年4月1日、試乗車?を用意しナラシを始める。
低速が無くてとても扱いにくい、渋滞などはクラッチを頻繁に使いながらで疲れる。
とにかく低速が無くて乗りにくい、雑誌では中々のことが書かれているようだが現実とは、かけ離れている
知り合いのバイク屋がLTを購入したが、Uターンで・・・。とにかく使いにくい。
工業製品の説明や雑誌の紹介は、読者から見れば疑似体験であり現実は甘くない。

1,000Km前後の走行後各部をチェックする。
エンジンの調整もカウルがフルカバーで分解のみにも時間が掛かった。
バルブクリアランスが基準値より大きく16バルブ中8箇所を調整した。インジェクションはキャブ車とは違い噴射タイミングには燃料がでてくるのでバルブクリアランスは重要である。基準値に整え、スロットルボデーで同調を整える組み付け後試乗してみると、低速が別物のように扱いやすくなりLTの重量をまったく感じなくなり、TOPギアーでアイドリング付近でもノッキングもなく使える、Uターンも随分と楽になり、無機質な工業製品が、血の通う半完成の道具になり始めた。


歳をとってからのツーリングの相棒はドリーム125 or カブ110

歳をとってからのツーリングの相棒はドリーム125 or Cub110
大排気量を駆って北から南へと、時間に追われながら縦横無尽にガンガンと走り周り、日に1,000Km以上走る事も度々ありますが、もう少し歳を経てから時間にゆとりを持ち、過去に走り去ったツーリングルートをもう一度ノンビリと走り、駆け抜けた風景をもう一度ゆっくりと眺めてみたい。あの時は何を見ながら、何を感じて、何を思ったのか?そんな過去の自分や思い出に会いに行く旅を楽しんで見たいと思っています。

通勤快速としての紹介をしているDream125ですが、ゆるやかに時間を過ごせるときが来たら・・・そんな事を思いながら、そんな夢を見ながら少しずつ形に成りはじめた長距離ツーリング仕様のDream125とCub110。

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写真?キャンプ.JPG



「トレッキングごっこ」コンセプト

「トレッキングごっこ」産みの親は、万澤さんと谷名さんです。
出光イーハトーブ・トライアル大会会長を務め、またトライカーナ等で数多くのライダーを教え導き育て、二輪文化の向上をライフワークとされている、万澤さんから文字や言葉ではなく五官で感じて操る楽しさを直伝してもらい、ジャイロの谷名さんからは共に楽しむアドバイスの仕方等の直伝して頂き、試行錯誤を繰り返し少しずつですが形になり始めました。

『トレッキングごっこ』が操る歓びを満たす有効な手段であることを体感したライダー達から「分かる事と出来ることの違いを実感しました。」と、共に楽しみながら好評を得ています。

素敵なバイクライフの提案をめざしています。
バイクに対するこだわりは、自分の身を接する道具ですから自分の体の延長となるものですが、多くの人たちは、バイクという道具を扱う最低条件の免許証を取得し、バイクという、所謂ブランド商品といわれるモノが消費されるだけの関係になる場合が非常に多いことは残念に思います。

使い慣れた道具は『お箸』のように微妙な感覚を伝えるセンサーになっていますが、『お箸』と同様にバイクの場合もライテク本・DVD等の知識やスペックなどで『モノ』の使い方を頭で理解しても、それは疑似体験であり、体は微妙な感覚のズレを感じ取れていない場合が非常に多いように思われます。トレッキングごっこは、ライディングスクール等とは異なり、教えてもらうことや、習うことではなく、文字や言葉で伝えがたいことをバイクという『モノ』が『道具』へと変化する事を五官で感じて、微妙な感覚「コツ」を童の遊び心「ごっこ」で楽しみながら共に感じることが目的です。

頭で難しく考える人より、感覚的に気楽に楽しむ人のほうが効果を実感しています。出来る、出来ないにこだわると見栄で上辺を取り繕うことになり逆効果となります。我々は選手ではありませんから優劣に関係なく、難しく考えず大らかに童の遊び心『ごっこ』感覚で楽しめば不思議に必ず何かが観えくる。

ライディングの原点はライダーとバイクの融合「操る歓び」です。ライディングで苦手な事や簡単そうで意外に難しいと感じる人は、頭で理解する事や習うより体で感じて共に「ごっこ感覚」で楽しめば何ら難しいことは
何一つありません。



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